仙人掌が枯れる
興味本位から始まって習慣と化した水やりで仙人掌が枯れる
水やりを続けているうちに愛着が湧いた
花が咲くところを見たいと思った
仙人掌は枯れた
黄色くなった仙人掌は柔く土に横たわり
棘と自我同一性を失って枯れた
腐臭に眉をひそめながら土に還る様を見た
仙人掌を枯らす
水やりを辞めるだけの愛を持たなかった
根が腐っていく様に気付いていた
この手で枯らしたと自覚して
風信子を探しに行く
今晩は。いつの間にやらココアが美味しい季節になりましたね。
皆様如何お過ごしでしょうか。
吐く息が白い 寒空の下、自動販売機で買うココア。
手袋を外して火傷しそうなくらい熱い缶を握りしめ、悴む手でプルトップをこじ開けてひとくち。
ゆっくり星でも見ながら帰ろうかな、なんて感傷に浸り、帰路に着く喜び。
寒くて困る日もありますが、冬は冬で良いものだなぁなんて思う今日この頃です。
ご挨拶はここまでにして本題、今回は短歌を貼ろうかなと思います。
じっくりと考える時間が大好きで気が向いた時に詠んでいます。
自分と向き合って、言語化して、31字に収める楽しさよ。
以前、詩を貼った時に何も感じなかったので短歌も平気かな?と思い、書き溜めていたものを貼ることにしました。
恥ずかしくなったら消しますが、インターネットに放流するのだから覚悟はあります、大丈夫。
自分も自分の作品も大好きですし、羞恥心など感じない……はずです。
私は自身をまるっと愛せる人間です。黒歴史など無い!
皆さんも気が向いたら自分の全て、ダメなところも受け入れた上で好きになってみて下さい。かなり生きるのが楽になりますよ。
閑話休題。
短歌は季語が要らないので思ったことを書く感じ。今回は恋愛について考えましたがそれ以外でも読めるかもしれません。
私の恋愛観がばればれ……にはならないか……私の書くものってすごく分かりにくいみたいなので……ファンの方、考察厨の方、対戦よろしくお願いします。
正直、伝わらなくて良いのです。もし刺さる人がいたらうれしいなぁくらいな感じ。
伝えておくことあるかなぁ……私の好きな作家は梶井基次郎です。そういうことです、察しましたか?よろしくお願いします。
では、お楽しみください。
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浮かぶなら 一人で浮かべ 蓮の池
舵任されて 沈む泥船
跳ぶ兎 駆ける狐と 飛ぶ鳥と
追いかけ 剥いで 防寒の夜
一言で 尻尾振る君 リード無し
首輪隠して 甘く名を呼ぶ
頤を 擽り満たす 所有欲
嘘はつかない 君が一番
愛しさに 溢れる羅列 野箆坊
硝子に帆船 割れ物注意
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以上です。また載せることがあるかもしれません、気に入ったものがあったら教えて下さいな。感想もお待ちしてます♡
お読み頂きありがとうございました。
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詩を載せた回↓
https://ama-gasa.hatenablog.com/entry/2021/09/19/%E8%A9%A9
(どうやらリンクが機能していないようです。一次創作のタグから飛んでいただくと見易いかと思います。)
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ここから蛇足
短歌なんか読んだことないし、わかりにくすぎるし……
ぼんやりしててよく意味がわからない!どうにかしてよ!ヒント欲しいよ!という人のために大きめの独り言を呟いておきます。
短歌が好きな人は以下を読まないでください。解釈の幅をせばめてしまう……それは嫌だ……本当に大きめな独り言、蛇足も蛇足です。
それでも読みたいという方のみお読み下さい。
今回載せたものは全て、愛とか恋とか欲とかについて私の中の色んなことを言葉にした感じ。だから本当に伝わらなくても良いんだ。
どうしてもの場合のみスクロールしてください。
ページ下部が見たいのなら薄目で流してください。
文字の色は薄くしておきました!これで大丈夫なはず!
いいですね?これは独り言です。
芥川龍之介『蜘蛛の糸』を読んだことはありますか?蓮の生息環境と蓮の池の意味を知らないと伝わらないかも。根を張るために利用するのは船の残骸なのかもね。舵を任されたから沈んだんじゃないよ、元々沈む船だった。沈む時は一人でね。
逃げない獲物に魅力なし。楽しい狩りの後、狩った獲物はどうすべき?なんのための狩りなのか考えて、一言では表せないと結論が出た。因みにこだわりは冬ではなく「夜」にした所。あまり伝わらなくてもいいや、きっと一人くらいには刺さるはず。
飼う気はないけど他の誰かに飼わせる気もない。なんて自己中心的で傲慢なんでしょうね。甘言に惑わされないで。関係性を変える気がないのにそれっぽく振る舞うのが上手すぎる。騙されたいのかもしれないけど、辛いのは未来の自分だから目を覚まして。
1番であって唯一ではない。頤(おとがい)。何も言うまい、言いたくない。
文字列、顔も知らぬ誰か。今も昔も同じだ。瓶の中から取り出したくなるけど、取り出したらただの船。瓶越しに見るから魅力的なのだと硝子の破片をみて思い出す。
これでも伝わらないなら分かりにくい私のせいです、全て忘れて眠って下さい。
良い夢を。
おはようございます。
前回から少し間が空いてしまいました。ご無沙汰しております。
今流行りの感染症についに罹ってしまい……あぁ辛かった……後遺症なのか隔離期間が終わったあとも咳が止まず腹筋が6つに割れ…………なかなか辛い日々を送っていたという近状報告。
ようやく咳も収まって完全復活、楽しい楽しい年末を過ごそうではありませんか!ということで今週のお題「日記の書き方」です。
日記の書き方?日記?
私にとっての日記はこのブログなので「これです!」という感じ。
ふと思い立った時、何かあった時、感情を整理したくなった時、書きたい時に書くというのが私にとっての日記です。
毎日書こうと思うと疲れてしまいますし、義務になると苦痛になるので、ゆるゆると続けるためにもルールは作らないようにしています。
この形式で3年以上続けられているので私にあったやり方なのかなと思っています。
今日はもう話すことないなぁ、取り敢えず生存報告がてら今週のお題について書いてみました。
文章は書いていないと書けなくなってしまうので定期的には書いていこうと思っています。
人に話せる楽しい出来事は沢山あるのでどれを文章化するか仕事中に考えようかな〜!
まとまりがありませんが今回はここまで。
また覗きに来てください♡
苦くて重い、心臓を強く波打たせる感情が芽生えている。
正しい判断だったと高く自分を評価しているのに、感情がそれを許容しない。
後悔はしていないはずだ。ほんの少しの反省と胸の痛み。
想像上の世界でのみ知覚していた概念に色と名前がついて私の中にインストールされてしまった。
こんなにも苦しく悲しい気持ちになるなんてなぁ……人生初の感情に戸惑っている。向き合い方もよく分からない。
私は滾る感情を文章化して消費する人間だからここに逃げ込んでいる。その精神性が良くなかったのかなぁなんて自己嫌悪?
さて、ふわふわしたことを言うのはここまでにして状況説明。
恋人と別れました。
喧嘩別れでも何でもなく、話し合いの結果です。
この関係が私自身の主義主張に相反すると思い、お別れを告げた結果こうなりました。
望んだ結果を得ただけです。それなのにこんなに悲しいとは。
喪失感?笑って話し合って友人に戻ったので失ってもないはずなのですが、失敗した悔しさ?よく分かりません。
私が今回、人と付き合ってみようと思った理由のひとつに「恋愛感情が芽生えるかどうかの確認」がありました。結果は上々。
私は産まれてから1度も恋愛感情を抱いたことがなく、今後もこのまま生きていくのかと絶望していました。
そこに差し伸べられた手を握り返してしまいました。気心知れた友人の「好きじゃなくてもいいよ、ゆっくり好きになろうね」の一言に救われた気がしたんです。
私がこれは?もしや?と思ったのは関係が変わって一月経ったある日、恋人に対する強い殺意を覚えた瞬間でした。
燃え上がるような殺意、何だこの感情は!人間に抱いて良い感情じゃないぞ、抑え込め、と。
普段の私は他人に期待をしていないので不満など殆ど現れないのです。不満自体も少ないのに不満を拗らせて殺意?
恋人に対しての殺意が現れたことに衝撃を受けて、漸く自分が恋人に期待してしまっている事実に気づきました。
こんなことある?!意味がわからん!自他の境界線を引けよ!と自分に強く言い聞かせて、殺意を抑え込むことに成功。
暫く安寧の日々を過ごしていたのですが……ふと、あれ?これって私の主義主張、そして契約に反してないか?と思ったんですよね。
「私の事を大切にしない人間に割く時間は無いと思ってるし、私のことが好きじゃない人間に縋るほど飢えてないし、可能な限り対等な関係を望むけど大丈夫?」
と言って付き合ったのですが、あれ?大切にされてなくない?好かれてるのか?と不安に思ってしまって。その不安が不満となり殺意になっているのでは?と。
素直に聞けばよかったのは分かっているんです。でも無理でした。
相手なりに大切にしてくれていることを脳で理解していたから聞けなかった。でも私の価値観に沿った大切にされ方をしてくれないと満たされないでしょう?
好きじゃなかったらこの頻度で会いに来る人ではないと知っていたから聞けなかった。でも愛情表現の方法が私の価値観とはズレていてそれを認識、許容出来なかった。
凄く忙しいのを分かっていたから押せなかった。遠慮しない関係に慣れていないのが仇となった。
貴方の人間性が好きだから友人として長く近くにいたし、この関係も許容したんだよ。変わらないで欲しいという気持ちと歩み寄って欲しいという気持ちのせめぎあいがあった。
私を想ってくれているという前提の元、意思を伝えればよかったなぁ。これは今後に活きる反省ですよね。私の事嫌いなわけないし。
やんわりと伝えても伝わる訳などなく。ハッキリとこれが不満だから改善可能か?と確認するべきでした。
一応確認したんですよ。私が耐えられないことを改善して貰えないかと思い「これ(改善案)はどうしても嫌?」と。そうしたら『これは嫌』と返されたので諦めてしまった。
友人関係が長すぎたのも良くなかったかな?相手に期待しすぎない、程よい距離感で長い期間やって来すぎて踏み込めなかった。
細かい要望は伝えていたし、全て叶っていたんです。何処まで望んでいいのかがわからなかった。多分無限なんですね。遠慮しちゃだめだったのか。
反省。ただひたすらに反省。
別れ話の最中、改善点について話していたのですが「言いたいことをもっと言うべき」とのご意見を賜りまして……仰る通りです。
因みにその場で私は相手の改善点を話せませんでした。いや〜、言えないですね!そゆところが良くないのはわかるんですけどね!
ほんと、これは価値観の問題なのですが「他人を変える」ことへの抵抗が凄くありまして……いやはや……この意識を変えないと恋人関係というのは難しいのかもしれないなぁ。
諦観でコミュニケーションを円滑化してきた人間に相手を変えるという思想が残っていなかった。
だからこそ、合わないから別れませんか?という結論に至ってしまったんです。
その前に話し合うべきだったんでしょうね。でも言い訳をするなら何度も話し合おうとしていたんです。
全て失敗したんですけどね……押しの強い人間好きだからな……仕方ないね……反省!
軌道修正。
そう、恋愛感情。あの燃えたぎる殺意は恋愛感情なのか?という疑問を抱えたまま別れ話へ突入。
別件で呼び出した公園に着くと、先に到着していた相手がスーツ姿でブランコに乗っていたんですよ。
あんなに強い意志を持って誘い出し、話そうと決意して、ここまで来たのに…………言えない、ダメだ言えない、言いたくないと思ってしまった。
何だこの感情は?!どうしよう、かなしい!よく分からないまま相手を眺め、心拍数が上昇し、ブランコを漕ぐ姿を撮らなくちゃ!と思いました。
自覚。こんな状態で芽生える?!そんなことある?!信じられない!これから別れる予定なのに?!もうパニックでした笑
混乱を極め、5分貰って精神を統一させようとしましたが失敗。ぐだぐだしましたが最終的に別れ話をしてお別れしました。
くすくす笑いながら、これからも友達としてよろしくねって、これで悩みから解放されると思ってにこにこしました。
いやはや、人間って謎ですね。
ブランコに乗って私を待つスーツ姿を見た時に感じたトキメキは本物だったと思う。
友好関係に固執する私は、この関係になる前、別れた後に友人に戻れるかを確認していた。当たり前じゃんと笑っていたから付き合えた。
別れ話の中でも確認をとった。全く同じトーンで当たり前じゃん?と言われたので安心した。
良かった、それならなんの問題もないな。
唯一の問題はこの心臓。
笑って別れ話をして、良かった!悩みが解決した!と思ったのに、夕食を全てもどしてしまった。
とまらない吐き気が眠気を飛ばし、内臓に鉛が入ったような感覚がした。
涙は一滴も出ていないのに号泣した後のように頭が重く前を見ていられなかった。
意味がわからない。望んでいたはずだろ。その解答が欲しくて提案したのに。
こんなの誰にも知られたくない。ただ、こんな感情が私に存在することが嬉しくも愛おしくもあり記録に残したいと思った。
私、恋愛ができる人間だったんだ!!!嬉しい…………本当にありがとう。
あれが恋愛感情でいいんだよね、いいんだよね?
ちなみにこのブログを書き始めてはや二日。
当時の悲しみなんて全くなくて、今は爽快感と達成感、私自身の決断力の素晴らしさに自己肯定しか出来ない状態になっている。
友人に戻れるなら良くない?人としては大好きだけど恋愛感情はもうないし。
私の事好きじゃない人のことを好きでいられるほど暇じゃないしね。いや、多分好かれているけれど……まぁ言葉の綾?お互いそれが最善と思ったから別れたわけだし。
失うまでが一番痛い。手元に無いものへの感情なんてほぼ無い。
去るもの追わずの人生がここに詰まっている。いや、去ったのか?去ってはないか。
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特に何も失っていないし……いや、一つだけ失った。
…………失敗した。それもあって辛かったんだよな。人間関係というのは難しい。
私にはとても仲の良い人が居て、恋人ができたことをその友人にも報告した。
私は友人を本当に親しく思っていて、友人も私にすごく良くしてくれていたし、とても良い関係を築いてきていた。
友人とは中学校の頃からの付き合いで、本当に親しくなったのはここ5年くらいなのだけれど、成人式に合わせて時計も選びに行ったし、一緒に買い物に行ったり、映画に行ったり、ご飯を食べに行ったり、観光したり……飲んで話してチャットして……本当に楽しかった。
仲良くなったキッカケは私の元男友達。元男友達と私の仲を取り持とうとやってきた友人に「何言ってるの?せめて本人連れてこい」と拒否したことで交流が復活した。
その時期、男友達が私に好意を持つことで友情の終わりを迎えることが立て続いていたので(私の距離感バグのせいだったらしく反省しました)友人に散々言いました。
「絶対にお前のことを好きにならないから誤解をさせるような言動や行動があったら咎めてくれ」「何があっても好きにならない。友情を信じさせてくれ」「好きにならないで、私も好きにならないから」「絶対に期待しないで。そんな意図はひとつもないから」
これに対し友人は『自惚れるなよ』と笑っていた。
そんなことがあり5年、仲良く仲良くやってきたつもりです。
友人に恋人ができたことを報告するのは当然だと思いました。
恋人が私に提示した唯一の条件が「男と2人で会わないで」だったので、どうしようか?と。相談するつもりだったんです。
こいつだけ許して貰えないかな?本当にただの友達だし、疚しいことなんて何も無い。恋人に確認して、それでもダメなら恋人との関係を考えようかなと。
報告した時の友人の反応は想定外でした。
『その男は辞めた方がいい、別れなよ、別れたら俺が口説くけど、いや俺ごめん最低だ、幸せになれよ、いや、お前、俺にそういうことを言うと、別れろしか言わないから、何も聞かない方がいい、もうダメだ、お前、、、いじわるしてごめんね?うん、彼氏と上手くやれよ』
一度は辞めたはずの煙草を信じられないくらい吸って、そんなんじゃ早く死んじゃうよ?もっと身体を大事にして?
『凄いストレスが掛かっているもので……』
そうなん。あーぁ、言わなきゃわかんないよ。(特大ブーメラン)
さっさと言えよ、お前からの提案の方が早かったらお前に乗って、はなかったかもしれないけど、でも、恋人なんて作らなかった。というか、いや、なんっ……いやいや、はぁ。
どうやら耐えられないらしい。友情の終わり。友人はここを離れ、二度と私に会わないようにするそうです。辛。
被害者振ってるんじゃないぞ、散々言ったじゃん。好きにならないでって。始めだけじゃないよ、何度も何度も繰り返し言ったじゃん。
私が誰のものにもならないと思ってぬくぬくとしていたんだろ。彼女探ししてたのも知ってるし、私は女慣れしていないお前に彼女が出来た時、まともに対応できるように育て上げたつもりだ。
初めて遊んだ時なんて歩幅が全く合わなくて私を置き去りにするから、現地集合にするか歩幅を合わせるかして?と言った。
折角背が高いのに猫背じゃ勿体ないよと少しずつ直させたつもり。
その服装はなんだ!もっとこゆのにしろよ!と私はこういうのが好き、やっぱスーツだろ!清潔感だよ!と。お洒落になって行くお前を見てこれなら彼女もできるだろうと安心していたのに。
「ねぇ、もし一人暮らししたら遊びに行くからね。一緒にゲームしようよ。私ギャルゲーと乙女ゲー一緒にやりたい!一人でやる気はしないけど2人で相談しながら攻略しようよ!きっと楽しいよ!!」
ノリノリだったくせに。たかが恋人ができた位で壊れる友好関係だったの?友人と思っていたのは私だけってこと?
つら、本当に辛。
『彼女が出来てもお前とは会うと思うわ』「彼女さんに絶対バレるからやめとけ」『バレないだろ』「いや、バレるし、かわいい女の嫌がることするの辞めろよな」『そんな彼女ならだるいから要らないわ』「は?付き合ったらそんなもんでは?」『お前も?』「それはしらんけど」『ほーん』
まともにエスコートするようになって、ふーん?いい練習台になれてるのかなと思っていたのに。
遊びに行く場所が前よりよっぽどデートっぽくなっていたから下調べがてら遊んでるのかな?上手くいってるのかな、なんてニコニコしていたのに。
お前の結婚式、友人席で誰よりも幸せになってくれ、と号泣するつもりだったのに。
人前で泣くことの無い、この私が!お前の結婚式ならきっとわんわん泣けるだろうと思っていたのに!!!
なんて勝手なやつなんだ。言ったろ、好きになるなって、言ったろ、お前のこと好きになることは無いから期待するなって、言ったろ……ぐぁぁぁぁぁぁあああああ!!!!!
私は大切な友人を失って、失わせた切っ掛けである恋人に、心のどこかで友人分の穴埋めを求めていたのかもしれないなって反省した。
「ねぇ、それ、いい時計だね。」『もう外した方がいい?』「なんで?大事にしてよ」
………難しいなぁほんと。人間関係って難しい。こんなに悩んだのは久しぶりだった。
人の心は想像よりも制御出来ないんだなって理解した。
⿴⿻⿸
閑話休題。
最高に魅力的で大好きな友人だ。人として好きだから付き合った。恋人には向かなかったけど好きなことに変わりはないよ。
自己肯定感が高く、自信があって、プライドも高くて、スタイルも良い。
愛してるぜ心の友よ!その自由なところが好きだよ。
そんなお前のスーツ姿に手錠をかけて拘束して、マウントポジションを取って首を絞めてやりたかった。急所を踏みつけて、その顔を歪めてやりたかった。普段見下ろされることの無い男を見下ろして可愛いねって言いたかった。
その高いプライドをへし折ってやりたかった。
ずっと隠していた欲を掻き立てる、私好みのお前をぐちゃぐちゃにしてやりたかった。
膝を跨いで座って首に手をかけて絞めた時の悦びをもう一度味わいたかった。大きい手のひらを頬に添えて、長い指を口に突っ込んで噛み跡をつけたかった。
別れ話をする前にもう一度だけ、この欲を満たしておけばよかったな。
ねぇ、これはきっと恋愛感情じゃなくて欲だよね。こんなドロドロとしたものを恋愛感情だなんて認めたくないよ。
きらきらした創作物の中にあるふわふわで甘い綿菓子みたいな感情を味わってみたかっただけなの。
これからも仲良くしてよ?裏切ったら許さないから。
やっぱり文章化するのって大事だな。完全に吹っ切れている。
何故あんなに悲しいと思ったんだろ?友人になるならいいじゃんね。
別れは一瞬の悲しみなんだな、せいぜい3日?というところだろうか。
ときめいたはずの心臓も何も言わなくなって、鉛が入ったはずの臓腑も軽くなって…………あれぇ?こんなもん?辛かったのは事実なのにな。
付き合い続けたら辛いままだし、ズルズル続けるよりは辛いと思った時点で話し合い又は別れを切り出す方が良いな。
あと、多分これは性格の問題なのだけれど「自分の手の届く範囲から無くなった」と思った瞬間から興味を失ってしまう。
ギルドを去った元ギルメンをどうでもいいと思っているのと同じ感覚。
これはもしかすると良くないのかもしれない。恋愛ってそういうものじゃないのかもしれない。これはまた今度考えるか!
因みに、恋人と色々とあった訳ですが……推しカプ小説のネタにする許可もしっかりとったので沢山書きますよ〜♡
下書きはほとんど済んでるので後は肉付けするだけです。リアリティがあるかな?、色男に教えを乞いましたからね!ご期待あれ?
随分と短かった?でも私にしてはよくやった。ちゃんと恋愛出来たじゃないか。
まぁほぼノーカンと言われたらそれまでなのですが……人生初、恋愛感情?だったので……ストレス凄かったんです。仕方ないじゃん!
恋愛感情?っぽいものも存在することがわかったし、あとは数をこなすだけ。私は天才ではないから努力しないとね。
今後に活きる教訓を得て、この話はここでおしまい。
苦しくも楽しい時間をありがとう。人として好きだよ。
さて、髪でも切りに行こうかな。
閲覧注意、恋愛に憧れのある人、私のことが好きな人は読まないで下さい。
ブログを書こうと思うも何も思いつかなくて、今週のお題を見たら「最近洗ったもの」とある。なるほど、耳だ、これしかない。
初めから事情を話すなら、先月頭、親しい友人とカラオケで飲んだ。
広くて暗いカラオケボックスのソファーに横になり、私達はお酒を飲みながらダラダラと話をしていた。
仕事が忙しくて昼食を抜いていた上に、おつまみなんてほぼ無かったので急速に酔いがまわった。
横になっていたことやソフトドリンクがなかったことも原因の1つだろう。
天井を見上げながら酒を煽り、数ヶ月前から始まった労働を嘆いていたはずだった。
体格がいいからスーツが似合うね、なんて見慣れない姿を褒めたりして、だらだら、ごろごろとお互いの近況報告。
私が焼き鳥を食べようとした時には何故か友人は隣に座っていて、私に酒を注いできた。
「酒薄くね?全然飲んでないじゃん」
そうかな?カクテルだからジュースみたいな感じだよ、結構飲んでるからもう要らないや、こいつも酔ってんのかな、なんて。
しばらくダラダラ会話をしていた、距離は近かったけれど友人間だしこんなもんか、と許せるギリギリ。
寄りかかってきたら重すぎて支えられない。酔すぎだよーと笑っていたら引き寄せられた。
寂しいのかな、ストレス?よく分かんないけどそゆこともあるんだなーと思いながらやんわり腕の隙間から抜け出して、距離をとって座ったのに、わざわざこっちにまで来てくっついてくるから何なのだろうと、ふわふわした脳みそで考えていた。
本格的に酔いが回ってきて、喉が渇くなと思っていたら「水だよ」とコップに透明な液体。一口飲んで渡してきたから油断した。
ごくごくと飲んで、あれ、目の前の景色が歪んで回る。コップを落とす、と思った瞬間に取り上げられて気付いた。
酷い、何するんだ、水じゃないじゃん。一気に飲みすぎた。
「美味しい?」
美味しいけど、そうじゃないだろ、なんてもう声にならなくて、身体の力が完全に抜けた。
カラオケの椅子から滑り落ちる私を抱き抱えて満足気に座る友人。
その時の私はなんて酷いやつだ!と憤慨していたのだけれどあんなに弱い抵抗じゃ、どうにもならないよね。
あーあ、長きに渡る友情の終わりはこんな形なのかと絶望した。
しょんぼりして、本当に酷い、お水が飲みたい、と訴えて、渡されたコップを傾けて、やっぱり入ってるのは酒だった。
最低だな、友よ。お前は最低な男だよ、ほんとに。
ソファーに横たえられて顔をのぞき込まれたがもう焦点は合わなかった。なんでこんなに顔が近いんだろう。良くないなぁとぼんやり思うだけ。
体も自由に動かず私に出来るのは口による抵抗のみだった。
やめてくれ、嫌いになりたくない、ずっと仲良くしてきたのに、こんなんで終わりになるの?信じてるからね。
「何を信じてるの?」
友情を。この長い長い友好関係を信じてるよ、だからやめてくれ。
酔いが覚めるまでの私は、自白剤を飲まされたかのように投げかけられた質問に全て答えていたし、ろくな抵抗が出来なかったので耳を齧られた。手は顔を覆っていた。それしか無かった。
カラオケを出てコンビニに向かい、水を2本飲み干した私はじわりじわりと酔いが覚めるまで友人の手に引かれながらゆっくり家に向かって歩いていた。自力では歩けなかった。
「どこかで休憩する?」
大丈夫、まっすぐ家に帰る、休まないと答えた。よくやった私。
ゆっくりゆっくり歩いて、ついに酔いが覚めきった瞬間、友人への怒りと友情の勝利の喜びと高まる自己肯定感に感情を揺さぶられた。
酔いが覚めたあとは勿論手を振り払って「何やってんだ〜!」と怒っておきました。
(もちろん私も悪かったけれど、友人はもっともっと悪いでしょう?)
家に着き、真っ先に耳を洗った。
耳を洗って、全て忘れて、何も無かったことにしたかった。
私にとっては友情が全てでこの大切な感情を破壊されたら溜まったものでは無い。
友人の行動は最低である。どこが水だよ、私も疑えよ。
持ち帰らなかった友人に感謝を。簡単に持ち帰れる場面だった。
私が流されない人間でよかった。抵抗し続けたからやめてくれた。
友人は酔っている間、なんだか色々と言っていたけれど「酔っている時とベッドでの言葉は信じるな」という教えに従って全てを偽りと断定した。
綺麗になった耳がまだ暖かい気がして、跡が残っている気がして、もう何もわからず眠った。
翌日目覚めて、飛ばなかった記憶が脳を破壊しそうだった。
友情の危機を免れた安心感、流されなかった自分への喜び、友人への怒りと抱かなくて良い感謝。
動揺が大きくて友人と電話をした。友人は全く気にしていなくてそういうものか、と思った。関係は変わらなかった。
「悪いのは俺じゃなくて、酒。俺たちは被害者。」
何言ってんの?脳味噌下半身野郎。とかなんとか言って元通り。無かったことにして過ごす日々。
「なぁ、またサシ飲みしようよ」
正気か?なんだお前、本当に最低だな。嫌だ、怖いからもう行かない。恋人に申し訳ないし。
「恋人なんていたの?!」
居ないけど、出来た時に友達とそんなことになる人間だと思われたら信用なくすじゃん。そろそろ恋人作ろっかなって思ってんだよ。
「ふーん?俺は恋人が出来たら女とは全く会わないからなぁ」
なるほど、確かに今までもそうだったなと思った。数年音信不通になったことを思い出して寂しいと思った。暫く彼女作んないで。
「いいよ」
よし。
「ここがくっつくのは?」
あーあ、これだから、これだから!これだから!!さすが私の友人である。悪いやつだなと思いつつ、やるじゃんと思った。
以前から述べている通り私には恋愛感情が分からない。
束縛されるのも大嫌いだし、何より友情が大事なので友好関係を邪魔されるのをとてつもなく嫌う。友人のこと、人としては好きだけど恋愛感情はないよ。それでも?
全てを許すと言われて釣られないわけが無かった。
私なりに真剣に悩んで覚悟を決めた。付き合お。
「よろしく、頑張って好きになろうね」
よろしく、頑張るわ。これが友情の終わり……な訳もなく。
名目だけ変わったが実際の関係は余り変わらない。
そもそもお互いに恋愛感情があるのかも分からない。
私には恋愛感情が分からないので、友人に抱くのは先日までよりも強い友情でしかないのだが、それが許されているのだからきっとそれでいいんだろう。
友人にあるのは性欲だけなのかもしれない。都合の良い所にいた、異性の友人。手を出しても問題ない存在。
もしかしたらゲーム感覚かもしれない。恋愛シュミレーションゲーム。酔った私が言った気がする、そんなに言うなら惚れさせてみろ、と。良くなかったよな。
関係の名前以外に変わったところを挙げるならば、少し、いや思ったよりも友人が優しくなった。私のつまらない話を聞いてニコニコしている。
すぐに手を出す男だと思っていたがそうでもないらしく、明らかに不味い状態で逃がしてくれもした。
ただ、悪い男だからなぁ。お互い多分?あまり掴めず微妙な感覚で追いかけっこをしている。
会いたいと言われる度に、なるほどな、これが恋人関係ってやつか?と思ったり、いや多分好きなわけじゃないな、体目的ってやつ?と思ったり、ぼんやりと他人事のようである。
私は勿論友人のことが好きだが、残念なことに恋愛感情では無いので皆様が想像するような感情は味わって居ない。
恋愛を疑似体験させてもらっているような?
そうだな、一生味わえないと思っていた。ありがとう、友よ。
私に恋愛感情が芽生えてないことを知って、恋人関係になったことからも友人の軽さが伝わるだろうと思う。
皆様、分かってるならいいけど騙されないようにしてくださいね。最低だけど魅力的ですよ!友人としては最高ですしね!
謎の関係がいつまで続くのかは謎だが1ヶ月は持ちそうだ。どちらかが惚れ込んだら少しだけ形が変わるのかもしれないなとも思った。
恋人関係になってから女を断ち、とてつもなく忙しいにも関わらず週に一度は必ず会い、挙句の果てにラブホまで行ったのに(危機感の足りていない私が着いてってしまい、そういう雰囲気になってびっくりして拒否った)手を出さず私を家に帰したその姿勢になかなかやるなぁと思うのも事実。
ただ、私は友人が女好きなのを知っているので騙されはしないよ。ヤリモク野郎!
「ヤリモクだったらもう既に手出してるよ、紳士じゃん」
はいはい、紳士紳士、紳士は酒を水と言って渡さないから。じゃあな。
女慣れしてる友人を恋人と認識する日が来るのかは誰にも分からないが、私の思い出に残る体験であることは間違いない。
皆様方が楽しんでいるような恋愛は私には出来ないけれど、疑似体験だけ、もし叶うなら本当に恋に落ちてみたいと夢を見る。
友人相手が無理でも、これがきっかけで目覚めたら良い。別れても変わりなく友達に戻れると言ったよな、信じてるよ?
考えれば15年以上の付き合いだ。友好関係を築き始めたのはもう少し成長してからだったけど、小学校一年生の頃からの知り合いなんだから……縁が切れたら勿体ないよ?絶対裏切るなよ。
まずは一歩、歩み寄りの姿勢を。
仕方ないから耳くらい齧らせてやってもいい。
手洗いうがい、耳洗い。
今晩は。皆様いかがお過ごしでしょうか。
暑い日が続いていましたが、先日から続く雨の影響で今日も少しだけ涼しく、過ごしやすい一日となりそうです。
喜びの金曜日、体調に気をつけてお過ごし下さいね。
⿴⿻⿸
さて今回は、祝!!!3年目!!!やった〜!
2022年7月14日で「あまがさの日記のようなもの」が3年目を迎えました!
はてなブログさんからメールが届いたのでペタリ。
パリ祭の日に始めたのは正解だったなと毎年思っています。フランス、おめでとう。私、おめでとう。
ゆっくりゆっくりですがここまで続けられたのは皆々様が読んでくださったお陰です。
⿴⿻⿸
大学生の頃に始めて現在は社会人3ヶ月。自己表現の場が失われた今だからわかる、ブログの楽しさもあります。
高頻度でレポートを提出したり、学友と意見を交わしたりする日々も終わりました。
ここが無ければ詰め込んだものを吐き出す場が本当に無くなってしまっていたと思うのです。
Twitterも良い媒体だとは思うのですが、ブログという形をとることである程度文章に起こすようになりますし何より見返しやすいです。
そして自分の考えを残しておくことで気づくものもあります。
これから私はどんどん歳を重ねていきます。得るものもあれば失うものもあるでしょう。
いつの間にか失ったものに気づくためには、過去の自分を思い出さねばなりません。
ですが人間というのは都合の良いもので、無自覚に記憶を改ざんしたり、すっかり忘れてしまったりするのです。それを防ぐ為にもブログを書き続けるのは良いと思っています。
⿴⿻⿸
なんだかすごく短かったなぁ。不思議だ。
ほんと、信じられない、英国時間で生活していたこの私が朝からしゃきしゃき行動しているなんて。。。3年前からは想像できません。
もう会社に着いてしまいます。この3年間についてお話したいことも沢山あるのですが今回はここまでにします。
⿴⿻⿸
これからもゆっくりではありますが続けていく予定ですのでお付き合い頂けたら幸いです。
どうぞ末永くよろしくお願いいたします。
3年目の雨傘
誰かに対して思ったことがあるが言う必要も無いなぁと思い、でも折角思った感情を捨てるのも勿体ないと思ってしまい悩んだ末に餞としてここに残す。
誰かさんが「自分を大切にしなきゃいけなかった、周りから人が離れていった、虚しい」と話すのを見た。
違う。人が勝手に離れていったのではなく、貴方自身が切り捨てた。
何を言う、自分のことを大切にしていただろうに。していなかったのは恋人以外との交流では?
人間関係リセット癖。数年前、貴方は思い出話は嫌いだと言っていた。
長い友人もいないと言っていた、過去の話なんてしたくないと。なるほど、それならばそれで良いのだと思う。
人は思い出を抱えて生きていくものだと私は思っている。でも貴方と思い出は共有できないようだ、ならば仕方ない、一時だけの友好を築きましょう、とその時思った。
依存体質。誰か一人に依存するとそれ以外が見えなくなってしまう。
これは人間関係リセット癖にも繋がっていて相手好みに自分を変えるから依存相手との関係が切れた後、その時期が黒歴史化してしまうのだろう。
恋人ができたと言われた時、おめでとうと伝えたけれど、きっと私との友好関係は切れるなと思った。
やはりその通りで、恋人に完全に依存し、友人関係を全て切り捨てた。
日常生活もおざなりになり、やらなければならないことを放棄していた。一瞬心配もしたがその道を進むのだろうと忠告もしなかったし、しても良いことは無いなと思った。
もし貴方との信頼関係が築けていたならば、目を覚ませと止めていたと思う。
貴方の世界は恋人中心に回っていた。なにかのイベントの時だけ一緒にいようと誘われても、それ以外の時間を共に過している友人が別にいるから貴方と一緒にいようとは思わなかった。
当然である。私には沢山の友人がいて、それぞれと友好関係を築いている。誰かさんに使っていた時間はもう別の人に使っていて、突然帰ってこられても開けられる場所はない。
自己評価が高すぎる。対等な関係が築けるならば共にいようと思ったが、そうでは無いなら不要なのだ。もし私の友人が貴方一人だけだったなら帰ってきてくれて嬉しいと思ったかもしれないが、そんなことは無い。去るものは追わない主義なんだ。
周りから人が離れていった?まるで被害者のような口ぶりだが、自分から切り捨てたことを忘れていないか。
今、友人を求めているのは恋人と別れたからであって、また恋人が出来たら友人は切り捨てるつもりでしょう?そのような人間と態々、信頼関係を築こうとする人はなかなかいないと思う。
切り捨てられるとわかっていて一緒にいたいと思えるだけの魅力が自分にあると思えるその感性は素敵だと思うが、客観視点そんなことないんだよなぁ。難しいよな、人間って。
今まで生きて来た道が現在の自分を作り、現在の自分が未来の自分を作る。
それに関わる人間関係もその歴史には付随しているのだと私は思っていて、良い人間関係の構築には相互理解が齎すお互いへの信頼が必要だと思っている。
信頼というのは時間を掛けて築くものだと思う。相手のことを少しずつ理解し、少しずつ信用を積み重ねて親しくなっていく。
私の思う人間関係とはそういうものであるが、違う価値観の人がいることも理解していて、違う価値観の人ともそれなりに親しくしているつもりだった。
ただ、やはり、一度壊れた関係の修復は難しい。
どうやら誰かはまた声をかければ友人に戻れると思っているようだった。私は凄く他人に優しいから誤解されたのだろう。それをとても残念に思う。
人間関係というは難しい。たゆまぬ努力によって実り、継続するものだ。
関係が途切れた時、途切れる寸前の状態のまま保存される訳では無い。
少しずつ干からびていく、風化して過去の出来事として保存される。そこに水を与えるのが思い出話だと思うのだ。
あんなことがあった、こんなことがあった、と共通する話題を出して当時の人間関係を思い起こし、この人は信頼出来る、と認識させるのでは無いだろうか。
楽しかった思い出を話し、またそんな関係になりたいと思えるようにする。
現在に疲れている人ならば尚更、過去の話題は染み渡り楽しかった思い出に浸る幸せをまた味わいたいと思うのではないか?
そもそも私と貴方にはそんな信頼関係があっただろうか。思い出を重ねる気がないと言われてから私は貴方と思い出を重ねていない。
私と親しくするとある程度のメリットが得られる。その中でも特に役に立つのは人間関係であろう。
私の友人である、という事実が貴方の友人を増やし、欲しかったものを手に入れる手助けになり、日々の楽しさにもなったはずだ。
(そこで関わりを持った人間と自分自身が交流を持つことで「私に与えられた関係」から「自分自身が築いた関係」に変わる。もし変えられたなら私無くしても成立するようになるだろう。)
勿論それは私に限った話ではなく、別の人間と友人であっても同じことだ。人間関係とはそういうものだと私は思っている。
そしてそれは友人だから私から提供されるもので、それ以外の人間に提供する気は無いのだ。
私は人類全てに優しくあろうとしているし、多分相当優しいと思うが、友人に提供しているものとはやはり違うだろう。
やはりそれも皆に共通するのではないだろうか。
一人に依存している間は、なにも変わらないと思っていたかもしれない。でも違うのだ。目が覚めた時、何も周りになくなって驚いただろう。
私の努力によって築かれていたものは全て無くなった。切り捨てたのだから当然であろう。友人以外に心を尽くす理由がない。
聞かれれば答えるし、助けを求められれば助ける、でもそれ以上はしない。
私は常にご機嫌である、特に人といる時はご機嫌になれるように意識している。だから周りからすれば何も変わらないように見えるのだろう。でも明らかに関係は変わったろう?
それでも私は誰かさんに優しかったと思う。その他大勢に向けた対応よりも少しだけ優しかったと思うのだ。
誓って私は貴方のことを悪く言ったことは無いし、誰に聞かれても褒め続けていた。表向き特になんの代わりもなく、ただ遊ばなくなっただけに見えていただろう。
私は人に優しくあろうと思っているから、貴方が嫌われないようにしっかりとフォローした。
私だけが覚えている思い出を抱きしめて、これが私からの貴方への最後の友人としての優しさだと思いながら、いい子だよねぇと言い続けた。
私は貴方に一切敵対していない、にも関わらず周りに誰もいなくなったのだから、私のせいではないよ。
それでもやはり自分は悪くないと思うのであれば気の毒だ。薄い関係を築いては捨て、築いては捨てて生きていけば良い。
ここまで長々と書いたけれど、つまるところ、私はもう誰かさんと遊ぶ気はないよってこと。
友人として過ごしていた時は沢山遊びに誘ったし、楽しいことも沢山提供したけれど、それは友人だからだよ。
去るものを追わない主義だから1度も追いかけなかったし、一切連絡を取らなかった。それが全て。
大切なものに失ってから気づく人間になるまいという自分への戒めも込めて。
きっとこの3000文字を打ち終わる頃には満足してしまって何も思わなくなってしまう。だからこそ今貴方への思いを綴り切らねばならない。
当時言えなかったけれど、今までありがとう。一度だって嫌ったことは無いよ、私の知らないところで楽しく生きていっておくれ。
貴方の未来に幸あれと嘘偽りなく思っているよ。素敵な友人とお互いを想い合える人に恵まれますように。
元友人より。