あまがさの日記のようなもの

書きたい時に書く日記のようなブログです。

格付けチェック 先輩に席を譲る

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします!

2021年が始まりましたね。我が家では元旦に格付けチェックを観てのんびりするのが伝統なのですが、今年の格付けチェックで某アイドルグループが炎上したというツイートを見て思わずブログを書き始めてしまいました。

元旦から炎上についてのブログなんて…と思わなくもないですが、まぁ良しとしましょう笑

日記のようなものです。大して面白くもないので読む必要はありません。お勧めしません〜!

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ご了承いただけましたかね?ではどうぞ。

経緯をお話すると、格付けチェックでは解答した部屋に入り結果発表を待つ時間があるのですが、その際に「(アイドルが)大御所芸能人が部屋に入ってきたにも関わらず席を譲らなかった」という事がTwitterで話題になり、(叩く人と擁護するファンの対立により)炎上した(個人的に炎上という程でもないと思う)という感じです。

幾つか伝えなければならないのは①コロナ対策がされた撮影であった為、席を譲ることに抵抗があった可能性があること。②アイドルだけではなく殆どの人達が譲っている様子が見られないことです。

炎上?したのはアイドルグループだけというのが何だかなぁと思うところですが…炎上というのは叩く人だけで成り立つ訳ではなく、擁護により燃え広がるものだと思うのでそういうことなのかなと笑

※アイドルの三人のうち左に座っていた子は立ち上がり席を譲ろうとする素振りを見せていました。

私は(感染対策で席を譲れないのかもしれないけど)先輩が部屋に入ってきたら席を立つくらいした方が良いのでは?と思いましたし、別の問題の時、梅沢富美男さんが部屋に入って来たのを確認し、すぐ立ち上がり席を譲る渡部篤郎さんを見て思わず頷いてしまいました。その後、倖田來未さんが部屋に入ってきた際には梅沢富美男さんが真ん中の席を譲っていて紳士的で素敵だなぁと。

アイドルや他の芸能人の方々が席を譲ろうが譲らなかろうが正直どうでも良いですし叩くほどのことかなぁ?と思ったんですよね。

私は全く関係のない知らない人の行動を指摘できるような立場の人間では無いので今回のような時は、この人は素敵だなとか、この人はあまり好ましくないなと思う程度です。

私の話になりますが…席を譲る譲らない以前に先輩が部屋に入ってきたら全ての動作を止めて立ち上がり迎えるのが当たり前だと思っていますし(別に周りがしてなくても気にはならないけど)勿論上座は譲るし、譲れない状態なら譲りたい気持ちや出迎えの気持ちを表すために先ず立ち上がって挨拶しますね。

バイト先でも、私が椅子に座って休憩している際に目上の人が来た時は立ち上がって挨拶していますし席を譲ります。
バイトの後輩が目上の人にそのような対応をしなかった場合、私もその場にいれば私が席を譲れば良いだけですし指摘や注意をすることもありません。

少なくとも私はそう叩き込まれたので、それが当たり前だと思っていますが既に時代遅れなのかもしれません。なので私の後輩に押し付ける気はありません。

自分にとっての当たり前は周りにとって当たり前ではないという事を忘れないのが大切なのでは無いかなと思います。

自らの振る舞いで不愉快に思われようと自業自得ですしね。…本当に仲の良い後輩だったらこうした方が良いかもね、と伝えるかもしれませんがそのくらいですね。

席を立ったり譲ったりしなかったアイドルや芸能人の方々に対して多少のマイナスイメージは持ちましたが、それは私の自由ですし私にマイナスイメージを持たれたところで彼等にはなんの影響もありません。ただそう思う人間がここにいるだけです。何度も書きますが私からすると叩くほどのことではありませんでした。

紳士的な振る舞いをしていた御二方に関しても同じで純粋に素敵だなぁと思っただけです。

結論としては、私なら譲るし譲れない場合でも立ち上がるけれど、別にアイドル(含む芸能人達)が席を譲らなくてもどうでもいい。譲った紳士たちに対しては凄く好感が持てた。ということです。

以上!明日もバイトだ!おやすみなさい〜!

 

📚「乙一『カザリとヨーコ』」

今晩は。今日も今日とて現実逃避を続けております。

私は乙一のファンで乙一名義で出版した本は全て読んだと言っても過言ではないくらいなのですが…ブログで何も発信していなかったなぁと気付いたので以前提出したレポートを貼っておこうかなと思います。

乙一の作品で私は『ZOO』が一番好きです。その次が『箱庭図書館』です。どちらも短編集で…つまるところ私は乙一の書く短編小説が好きです。

ZOOはグロテスクな表現が含まれる作品もあるので苦手な方はいるかと思うのですが箱庭図書館は問題ないかと思います。

他作家で似た雰囲気の作品は、夏目漱石の『夢十夜』ですかね。好きな方は好きだと思います。

ZOOは1と2があるのですが私はZOO2の『冷たい森の白い家』が大大大好きです。

死臭の漂う童話のような作品なのですが、仄暗く救いがないのが堪りません。短い作品なのに世界が完成されていてとても美しいです。

ZOOは短編集なのですが作品の方向性がバラバラでとても楽しめます。救いのない辛い話を読んだと思ったら、きらきらした優しい作品が来て、心が穏やかになったところで刺される…油断できません笑

(こういうのは苦手だな〜という作品系統がある方にはおすすめ出来ないかも知れません)

因みに、ZOO1の一番前に入っている作品が『カザリとヨーコ』なのですが、その書き出しの唆られることよ!この書き出しに惹き付けられて私は買うことを決めました…興味を引く書き出しを書くのって物凄く大変だと思うのですが重要だなぁとしみじみ。

脱線しすぎました、本題に入ります。

このレポートはZOO1に収録されている『カザリとヨーコ』という作品について書いています。

前半はネタバレしかないあらすじです。後半はちょっとした考察になっています。

レポートとしての出来は悪いので載せるのは少し恥ずかしいですがブログですし許されるでしょう…許してください笑

ガッツリネタバレなのでこれから読む方はお気をつけ下さい。

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ではどうぞ。

乙一 「カザリとヨーコ」における母

乙一「ZOO1」(集英社文庫2006/5/25出版)に収録されている「カザリとヨーコ」という作品について考察する。

「ママがわたしを殺すとしたらどのような方法で殺すだろうか。」という書き出しで始まるこの物語の主人公はヨーコという少女である。

ヨーコは一卵生の双子でカザリという妹がおり顔や体格はそっくりなのだが、母親はカザリだけを愛しヨーコを虐待している。尚、父親は居らず3人で暮らしている。

カザリは明るい性格で学校で人気者なのに対しヨーコはいじめにあっていた。ヨーコは食事も与えられていない上、部屋や布団も与えられず台所に座布団を置きその上に丸まって寝ており髪の毛もボロボロ、母親からの虐待で身体は痣まみれで歯を折られもしていたが母親に口止めされている為、質問されても階段で転んだと話していた。

その生活の中でもヨーコはカザリを恨んでおらず食べ残しを分けてくれるカザリの事を優しいと感じており、カザリが忘れ物をした際には自分のものを貸していた。

作中ヨーコは「この大切な妹をまもるためなら人殺しだってするかもしれないわ」p11と述べている。しかし実際のカザリは自分のした事をヨーコの仕業と嘘をつき母親からの怒りを逸らしたり、友人の前でヨーコをさらし者にして楽しんだりしている性格破綻者である。

物語はヨーコが学校の帰り道にある公園で迷子犬のアソをみつけ、飼い主であるスズキさんの家に連れていくことが切っ掛けで動き出す。

アソの件を機に高齢女性であるスズキさんと仲良くなったヨーコはスズキさんやアソとの交流を深め、遂にはスズキさんの家の鍵を渡される。

ヨーコを家族だと言って大切にしてくれるスズキさんと過ごしていくうちにヨーコは、今まで当たり前にされてきた母親やカザリからの行いに違和感を抱くようになる。

ある日、カザリの発言によってスズキさんに本を借りていることが母親にバレてしまい本を没収された上に首を絞められたヨーコは、家から逃げ出しスズキさんの元に行こうと考え付く。

しかし没収された本の間にスズキさんの家の鍵が挟まっていたことに思い至り、鍵を取り返す為に母親の部屋に忍び込むことを決意する。

誰もいない時間を狙って部屋に忍び込み鍵だけを抜き取って部屋から出ようとするとタイミング悪くカザリが家に帰ってきてしまう。ベッドの隙間に隠れるとカザリが部屋に入ってきて、あろう事か母親のパソコンに花瓶の水を零してしまう。慌てたカザリはヨーコが没収された本を持って部屋を出ていった。

ヨーコはカザリの行動はヨーコに罪をなすり付けるためだと理解し、母親に殺されないようにスズキさんの家に匿ってもらおうと考える。

ヨーコはスズキさんの家に向かったが、玄関でスズキさんの孫に遭遇しスズキさんが死んでしまったことを知る。同時にアソを保健所に連れていくという内容の話しを聞いてしまい、ショックを受けその場を離れ公園へ向かった。

公園のベンチで絶望しているとカザリが現れ、花瓶を倒しパソコンを濡らしたことをヨーコの仕業にして欲しいと言われる。

ヨーコは断るがカザリも諦めない。ヨーコはカザリに「母親はカザリが花瓶を倒したことを知っている」と言う嘘をつき、カザリとヨーコが入れ替わることでヨーコが代わりに怒られてあげると提案する。

提案を呑んだカザリはヨーコと服を交換しヨーコの演技をして帰宅する。

マンションの入口で暫く待っていると上からヨーコの服を着たカザリが降ってきて、それを見たヨーコが家に帰ると「ヨーコ」の遺書を書いてくれと母親に言われる。

母親はカザリとヨーコが入れ替わっていることに気付かないまま、警察の事情聴取を乗り切りその日を終えた。

ヨーコは母親が「カザリ」の正体に気づきショックを受けることを見越して荷物をまとめて家を出ることを決める。

家を出てアソを誘拐しに行ったヨーコはスズキさんと「エンドウ ヨーコ」の葬式に出られないことを申し訳なく思いながら、アソと共に駅の方向へ向かうところで物語は終わる。

「カザリとヨーコ」での母親の描かれ方についてだが、母親によるヨーコへの虐待は読む手を止めたくなるほど酷いにも関わらず、母親に「あんたは私が産んだんだ、生かすも殺すもわたしの自由なんだ!」p17と言われた時も「わたしの子じゃない、と言われるよりはきっとましだ。髪の毛をママにつかまれながらいつもそう思った。」と述べていたり、カザリが母親の手で殺された事実を知った時に母親が悲しむ事を理由に家を出たりと、ヨーコの中で母親は完全な敵としては描かれていない。

又、ヨーコの「あなたはいい子ね、大好きよ、とママは言った。それはわたしがいつも夜中に見る夢の中で聞いていた言葉だった。」p54という発言から母親に愛されたいという夢は捨てきれていないことが分かり虐待されている現実と理想との差を際立てている。

ヨーコの行動の理由に挙げられるのは自分の感情ではなく母親の感情であり、自分の意思はスズキさんに出会うまで表現されない。

カザリとの会話もほとんど無く、母親に怒鳴られる事といじめ以外での発言の場がない。他者との交流がないヨーコの狭い世界の中で母親は絶対であり、逆らうと殺されてしまう為、黙って暴力を振るわれるしかない。

同じくカザリの行動も母親の真似が多く、母親のヨーコへの酷い扱いを見ているからこそカザリもヨーコのいじめに加担している。

母親はヨーコをストレス発散に使っていて「生かすも殺すも私の自由」という発言からもわかるように物扱いしている。

カザリとヨーコの性格の差についてだが、母親の酷い差別が産んだものだと断言出来る。

ヨーコの性格は暗いと序盤で書かれているがスズキさんとの交流を深めていくうちにヨーコは笑顔が増えていく。

酷い扱いを受けていたヨーコは、スズキさんからの愛情を受けて悔しさや悲しさをといった感情を抱くようになり困惑していた。対して、母親に愛情を注がれてきたカザリは感情豊かで母親の影響の強さが伺える。

母親がカザリと同じだけの愛情をヨーコに注いでいればヨーコはいじめに遭った時、自分自身の状況を他人事のように思わず感情を表に出していたと考えられる。

母親が何故カザリとヨーコの扱いを変えたのかは作中判明しないが、二人の価値観を育てる存在である親が不公平な態度を取り続けることで二人の精神に大きな歪みを与えた事は間違いない。

唯一の救いであったスズキさんと、かつては死んでも守りたいと考えていたカザリを失ったヨーコは不自然な程に冷静だ。

最後、「どうやってでも生きていけるという力がわき「おっしゃー!」と思った。」と締めくくられるこの物語の未来は暗いにも関わらず、ヨーコ自身は明るい未来に夢を馳せている。

何も持たない中学生が犬を連れて生きていけるほど世の中は甘くないと読者は考えてしまい、そこでやっと作中抱き続けてきた違和感が解消されるように思う。

救われない現実から目を逸らし続けてきたヨーコは読者とは同じ視点で世の中を見ていない。母親やカザリを恨まず、不安な未来を見ないのである。

母親からの仕打ちがヨーコに現実的な未来を見る能力を失わせ、現実を捨てさせたのだと考えるとヨーコの感情の平坦さに説明がつく。

以上のことから「カザリとヨーコ」における母は、人間性やその後の人生にも大きな影響を与え上から自身の価値を決めつけてくる存在であり、主人公にとっての家族ではなく所有者であると考えられる。

 

レポートとしての出来が悪すぎて申し訳ないです。取り敢えず考えていることは伝わったと信じたいです。

カザリとヨーコは所謂メリーバッドエンドと呼ばれる作品だと思うのですが私はとても好きです。

私がもっと幼い頃にこの作品を読めば、辛い環境からアソと一緒に逃げ出せて良かったね!と思えたのでしょうが、今の私は描かれないヨーコの未来に光を見いだせないんですよね。

読む人によって解釈や感想が変わる作品だと思います。乙一のファンの方で私と意見が違う方もいるでしょう。

意見を交わしたいという方が居られましたらコメント、マシュマロを送って下さい♡そういうの大好きです!お待ちしております!

乙一の作品は本当に面白いのでこれを機に興味を持ってくださる方がいたら嬉しいです。

ここまで読んでくださりありがとうございました。

 

📕「書店員の呟き」

今晩は。炬燵で蜜柑を頬張りたい季節になりましたね。いつの間にか年末…恐ろしいです。

私は現在大学三年生。もう就職活動をしなければならないのですが、何にも手をつけておらずこのままではまずいぞと危機感だけが募っています。

その為、現実逃避が辞められず、私にしては早すぎる投稿ペースとなっております。今日こそは課題を頑張るぞ(戒め)

さて今回は、大学一年生の頃に始め今も尚続けている書店アルバイトのお話です。…書店員をやっていて思ったことを書きなぐるだけです。

書店員の皆様が読めば「わかる〜笑」となるかもしれませんし、書店を利用して下さっているお客様方がお読みになれば「仕方ないじゃん笑」と思うかもしれません。

ほぼ日記のようなものなので読まなくて良いです笑

書店を愛する皆様と12/4を戦い抜いた戦士達に捧げます。

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ではどうぞ。

◇当店は本屋です①

👩『大人のおしゃれ手帖セブンイレブン限定版が見つからないんですけど何処にありますか?』

 

◇当店は本屋です②

👨「エアコンある?」

申し訳ありません、当店では本を取り扱っておりまして…電化製品は置いていないんです。

👨「はぁ?じゃあ、どこに売ってるかわかる?」

申し訳ありませんが存じ上げません。…近くの電機屋さんをお調べしますか?

👨「いやいいわ。チッ…使えねぇな」タチサリー

ありがとうございましたぁ

 

◇本屋にそんなもの無いよランキングBEST3

第3位! インクジェット!!!そんなもん本屋に置いてませんよ!!!

第2位! 凧!!!そんなもの本屋に置いてませんよ!!!

晴れある第1位は…デレデレデレデレデレデ…ッッッ…デデーン!

エアコン!!!そんなもの本屋n

 

◇日本語

👨「在庫ないってここに書いてあるけど…在庫がないってこと?」

 

◇ノックしてもしもーし

👩「この本ある?」

申し訳ありません。当店、在庫切れです。系列店のどこにも無いですし、出版社も在庫切れですので取り寄せも出来ません。

👩「じゃあどうすればいいの?」

大手通販サイト等で探して頂くか、古本で探して頂くか、他の書店で探して頂くしかないかと思います。

👩「はぁ…じゃあ○○書店の在庫あるか確認して!」

(!?!?!ライバル書店の在庫なんぞ調べられんぞ?!?!)

 

◇万引き

今日大量に万引きしてった犯罪者に告ぐ。

お前の信じる神がお前を許しても私は一生許さん、まともな死に方しないようにお前のためだけに祈ってやる。

 

◇全国のサンタさんへ

プレゼント包装は人間がやっています。クリスマスは地獄です。お願いだから余裕を持って買いに来てください。

 

◇12/24の夜にやってくるサンタさんへ

12/24の夜に慌ててやってくるサンタの皆様のことを「駆け込みサンタ」と呼んでいます。毎年毎年毎年毎年、何人もいらっしゃるのですがもう少し早く来て頂くことはできませんか?早めに買っておいて店で取り置きしておくのでも良いので…当日のラッピングとてつもなく辛いです。

 

◇本の相談

本屋でバイトをしていると「入院中の友人にプレゼントする本」の相談も受ける…綺麗な空の写真集とか詩集とかおすすめするのが普通なんだよね。

でも私は(写真集も一応紹介するけど)『エルマーの冒険』をおすすめしてる。人間、限界を迎えると無感動になるし写真見てもなんも思わないもん。長い文は読めないし。

軽く読んで「あ〜面白いな」と思えたら、少し人間に戻れる気がしたもの。心にゆとりのない人間が美しいものを見て心を震わせられるわけないだろう、と思っている。

 

◇連想ゲーム

👨「『魔王』って本ある?」

『女帝小池百合子』でしょうか?

👨「それだわ。」

 

◇一昨日来やがれ

👨「『やまぶき』ある?」

やまぶき…?どのような内容かはお分かりになりますか?

👨「最近売れてるだろ?ないの?💢」

菅総理大臣の…『したたか』ではありませんか?

👨「あるならさっさと案内しろよ」

 

◇貴方に売りたい

👩「『鬼滅の刃』はいつ頃はいりますか?」

次の重版待ちなのでいつ頃になるのか分かりません。暫くお待ち頂くしかありません。申し訳ありません。

👧「じゃあここで待つ!」

👩「今日は来ないよ!すみません💦また来ます!」

 

◇12/4 バイト前

呟き①

本日、12/4、鬼滅の刃 最終巻 発売日です。

全国の書店員の皆々様、心を強く持って頑張りましょう…耐えぬこう、耐えぬきましょう。今日で売り切れば明日は楽になれる(なれない)

呟き②

今日だけで鬼滅何百冊売るんだろう…鬼とはおさらばできるかもだけど、呪術がいるからさ、結局休まらないんだよね。
と今日は頑張ろうね、今するのは鬼退治だ。大丈夫、勝てる、皆の衆、心が折れてはいけないよ。長女だから!長女だから耐えられる!!!!かもしれない!

呟き③

バイト夕方からなので入荷した数百冊が時間までに売り切れていればなぁ…(希望的観測)

それはそれで「申し訳ありません、もう売り切れです」ロボットにならなきゃいけなくなるかな

◇12/4バイト後

呟き①

当店、鬼滅の刃 23巻 入荷した数百冊 完売致しました。

普段の売上の倍はいった…もう無理…無理…もう何も見たくない…506円506円506円506円…レジ袋込で511円…頭がおかしくなる…

呟き②

鬼滅最終巻の発売日にシフトを入れてしまったばかりに506円の呪いにかかってしまい、寝ようと思っても何故か506円って言葉が脳内に思い浮かんでどうしたらいいのか分からない…あと494円の呪いにもかかってる…タスケテ…タスケテ…眠れないんだけど。なにこれ…

呟き③

506円、1012円の呪いのせいで途中で小銭が枯渇状態に陥り、万札握りしめて両替機まで階段ダッシュしたの超辛すぎた。
生きてきた中で一番506円って言ったし、何もかも全て終わらないし、こんな日に「図書カード今すぐ包装して70枚ください☆」とか言い出すお客様が現れ、死を覚悟したよね

呟き④

布団に入って目を閉じると、「レジ袋ご利用ですか?カバーはかけますか?506円です」って言葉が脳内をぐるぐるして眠れない。なにこれ…脳がレジから帰ってきてない…バイトが終わって数時間経ってるのに。なにこれ?全国の書店員の皆さん寝れてます?

呟き⑤

鬼滅の刃23巻をメルカリで高額転売してる転売ヤーの皆様へ

○ね

書店員より

 

◇本を買ったことなんてない、本はつまらないと言われた日の呟き

本屋で本を買うことの喜びを知らないのか…本を読むことが苦痛な子もいるから仕方ないよね。ただ書店員として、本を愛する一人として、できることをしたいと思ってる。

人気だから買うのではなく、勧められたから買うのでもなく、数ある本の中から心惹かれるものを手に取り…財布と相談し悩んだ末に買って読むという喜びを一度でいいから少年に味わって貰いたいと思うのは我儘だろうか。

小説じゃなくていい漫画でも図鑑でも詩集でも写真集でもなんでも良い。自分の意思で買った本を読んで、身についたものは一生だと思うのよな、知識や経験は誰にも奪えないから。

本はどんな宝石にも負けない宝物だと思うの。
本来知ることの無い他人の人生を知り、見ることの無い景色を見て、知らない誰かの言葉を聞く。

自分の世界を広げるのにこんなにも適したものは無い、文字に触れて考えて蓄積されていく。

押し付ける気は無いけど、願わくば少年が本を買う喜びを味わうことが出来ますように。

星の数ほどある本から両手で数えられるくらいの冊数に減らす手伝いはいくらでもする。本屋に来ておくれ。…そして虜になって読書家になって欲しいなぁ笑

 

こんな所でしょうか。また思い出したら追加したいです笑

色々書きましたが書店でのバイトは楽しいです。私はポップ担当もしているので好きにやらせてもらっています。

本は何にも優る宝物だと思うんです。私はお客様に尊いものを売っていると思っています。ただのアルバイトですが…笑 本は人生を豊かにすると信じてやみません。

本が好きな方で「バイト何をしようかな」と悩んでいる方が居たら書店員はオススメです。好きな物に囲まれて働くのは良いことです✨

ここまで読んでくださりありがとうございました📚

 

ピアノの連弾

こんばんは。もう朝と言える時間ではありますが課題が終わらず寝ていません。

お風呂に入ったり現実逃避をしていたらこんな時間になってしまいました。課題をやらずにだらだらと過ごすくらいなら眠ったほうが良いのはわかるのですが…少し思うことがあるので書いておきたいなと。

今回は「日記のようなもの」なので読むのをおすすめしません。いつも通りですね笑

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ではどうぞ。

 現実逃避にピアノの連弾動画を見てたんだけど、母がピアノを私に習わせた時に「娘と連弾がしたい」って言ってたのを思い出して苦しくなってきた。

母は子供の頃ピアノを十年以上習っていた。そして私が幼い頃にヴァイオリンを始めて今でも弾いているからヴァイオリンも十五年くらい続けている。

音楽に触れるきっかけを作ったのは母。私はピアノを聴くのもヴァイオリンを聴くのもオーケストラを聴くのもオペラを聴くのもミュージカルを見るのも歌うのも好き。母の弾くヴァイオリンに合わせて歌ったことを思い出す。

娘には楽器ができる子になって欲しかったんだろう。連弾もしたかったんだろう。でも私はピアノを練習しなかった。発表会は真面目に出ていたし習い事にも行っていたけど嫌々だった。

ピアノもヴァイオリンもオーケストラも聴くのは好きだよ、でも弾きたいとは思わなかったの。練習が嫌いでね。
ピアノの発表会の時に1番嬉しそうにドレスを選んでいたのは母だったもんなぁ…あぁ…。

ピアノも数年やったけれど、今はなんの曲も弾けないし、母と連弾も出来なかったな。

絵画教室に通ってからはピアノを一切触らなくなってしまったし。歌を歌う時に音合わせで鍵盤を叩くことはあったけどそれだけだ。

絵画教室に行きたい、ピアノは辞めたいって言った時にショックを受けたのは母だよなぁ。

何故突然思い出してしまったのだろう…忘れたままにしておきたかった。母のささやかな夢くらい叶えてくれよ。

もう少し練習すれば、あと一年続ければ、簡単な曲の連弾くらいならできるようになっていたかもしれないのに。こんなこと考えても何にもならないけど突然悲しくなってきてしまった。

音楽は聴くのが好きになった、絵画は描いて鑑賞するのが好きになった。

間違いなく両親の影響だよな。

母は上記の通り。

父は絵が好きで絵も上手。祖父も絵が好きで祖父母の家には祖父作のとても大きい油絵が飾ってあった。

ピアノを辞めたいと言う私に絵画教室の存在を教えてくれたのは父だった。私は幼い頃から絵を描くのが好きだった。絵画教室の存在を知ったら通いたいと思うでしょう。

絵画教室は高校受験まで続けた。私の通ってきた習い事の中で一番好きだった。通ってよかったと思っている。

絵画教室という私の人生に信じられないくらい大きな影響を与えた習い事を始めさせてくれたのは父。ピアノを辞めさせてくれたのも父。

絵画教室に通い、毎週二時間は必ず絵を描く生活を何年も続けていたから今の私がある。

絵を描くのが好きだ、観るのが好きだ。旅先で美術館に足を運び、美しい芸術作品を見るのが大好きだ。

美しいものに対するこの狂おしいほどの愛情を育んだのはきっと毎週絵を描き続けたあの日々だよね。

私は文学部の日本文学科に通っているが、日文の学生は教員資格か司書資格か学芸員資格取得のための授業を任意でとることが出来た。

迷うことなく学芸員の資格を取ろうと思った。学芸員は博物館、美術館、水族館、動物園等の学芸員になるために必要な資格。一択だった。現在、文学に加え資格取得の為にも勉強をしている。

文学を愛しているから司書もありだとは思うのだけど学芸員が選択肢にあるのに選ぶわけが無い。学芸員になれるなんて思ってないけれどただ学ぶことがこんなに楽しい。

絵を描くのが幼い頃から好きだったから絵画教室はとても私に合っていた。自由に世界を作るのは信じられないくらい楽しい。文章を書くのと同じだと思う。だから文学も好きだ。

歌うのも幼い頃から好きだったから音楽も勿論好き。お金を払ってオペラやミュージカルを聴きに行くくらいには好き。人前で泣かない私が耐えられず涙を流すのはオペラやミュージカルを見た時くらいだもの。大好き。

本だって両親が読書家だからきっと好きになったのだろう。私の初めて読んだ長編小説はハリーポッターだけれど、母はハリーポッターのファンで和訳されるのが待ちきれないと英語版で読んでいた人だ。

私の人格形成に両親は多大な影響を与えていて、私は自分の感性がとても気に入っているからその面で言葉にできないくらいの感謝をしている。

感性というのはお金で買えるものでもないし学べば身につくものでもないから、芽吹く為にはきっかけと環境が必要だと思うの。

文章を読んで心揺さぶられる自分が好きだ。一枚の絵を見て多くを感じ取れる自分が好きだ。音楽を聴いて涙を流せる自分が好きだ。

自己肯定に直結している私の感性を育む切っ掛けと環境を与えてくれたことへの感謝は尽きない。

だからこそ母のささやかな夢を叶えられなかったことが悔やまれてしまう。でもピアノを練習する気なんてサラサラないの。弾く気は無い。

来世はきっとピアノを練習するはず、そうでしょ?笑

…課題は終わっていないし、太陽は登る時間だし。現実逃避しすぎたかな、何もしないなら寝てしまえ。

おやすみなさい、良い夢を。

もう起きる皆様、良い一日を。

👾「ギルドマスターの楽しみ方」

今晩は。少しずつ寒さが増してきて朝、布団から出るのが億劫な季節になりましたね。

今回はネットゲームのギルドマスターについてです。

ギルド運営のコツとギルマスとしての心得とギルメンとの関わり方、どのような人が向いているかについて個人の意見をだらだらとお話したいと思います。

内容が内容なので不愉快に思う方も多いと思います。ネットゲームへの憧れがない方、諦めている方、自語りに耐えられる方のみお読み下さい。…ギルマスをやって見たい方にも読んで頂きたいとは思いますがかなり偏った嗜好の持ち主が書いているのでおすすめ出来ません。

ですがっ!私はこれでもギルドマスター歴五年の中堅?なのでギルマス初心者の皆さんの参考にはなるかもしれません(2020年11月現在)

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私がネットゲームを始めたのは中学校3年生の頃でした。1年生の頃から所属していた運動部の週七での活動が終わり寂しかったのと受験に切り替えなければならない時期というのが重なり、現実からの逃避先にスマホのゲームを選びました。

私が始めたのはギルド同士の対戦があるソシャゲでチャット要素がとても強く、現実逃避にはもってこいでした。

私は当時から「男に生まれたかった」と思っていたのでゲーム上では憧れの(?)男性として過ごすことに決めました。又、私は2ちゃんねると呼ばれていた大型掲示板に生息していた為、ネナベ(男性の振りをする女性のこと)としてゲームをすることに抵抗もありませんでした。

(因みに私のキャラのモデルは当時仲の良かった先輩でプロフィールも全て先輩のものを借りていたので設定作りをする必要もなく楽でした。)

ゲームを始めたてでどうしたらいいのかも分からずよく分からないままギルドに勧誘され、流れで育成ギルドに所属しました。一週間足らずで私は所属ギルドの残念さに気づき、こんなつまらないところに居られない、楽しいギルドを自分で作ってみせる、とギルドを建てることを決意しました。

さて、ギルドを作ると決めた初心者の私が初めに行ったのは何でしょう。

ギルマスに必要なもの

これは私のギルマス心得なのですが、ギルドマスターに必要なのは強さではありません。人脈と穏やかな人柄(腹黒さ)、どのギルメンも等しく扱う平等さ、そして根気です。

なので私は初めに人脈を広げました。そのゲームには、ルームチャットと呼ばれる1日1回部屋を立てられる機能があったので毎日ルームを建て沢山の人とチャットをしました。

2週間ほどして当時強いと言われていた方々を始めとしたアクティブユーザーの皆さんと仲良くなりフレンドも増えてきたので皆の見ている前で遂に口にしました。

「僕、ギルドマスターになりたいんだよね」

するとフレンドになってくれた方々は「ギルマス大変だよ?勧誘がさ~略」「建てたら呼んでよ」「ギルドレート上げ手伝うよ」等々、アドバイスや傭兵(ギルドに定住はせずギルドバトルで勝つために力を貸してくれる人)として来てくれる約束など色々としてくれました。ここまで来て人脈作りはOK。

あとは一週間毎日「ギルドを作る予定なんだけど誰か来ませんか?」というルームを建て続けます。ルームはアクティブユーザーは基本目を通すので、私がギルドを建てようとしてることを知らしめることが出来ます。

そんなこんなで準備を整えた私はギルドを建てました。ゲーム開始1ヶ月でした。キャラは全く揃っておらず雑魚も雑魚でしたが、何時までいてくれるか分からない無言のギルドメンバーとルームで親しくなった強いフレンドを入れたギルドは動き始めます。

ギルドに必要なもの

これも私のギルド運営の心得なのですが、ギルド運営に大切なことは方針と目標です。ギルドの方向性や目標を掲げることでギルドメンバーにもまとまりが生まれます。

私のギルドの方針は「みんな楽しく」で目標は「Aランク到達」でした。そしてギルマスとしての目標はアクティブなギルメンを満員まで入れることでした。…無言のギルメンなどいらない、ギルマスをしたことのある方なら皆思うことでしょう。

ギルドにはレート(数字)がありレートの上昇と共にギルドのランク(英語)も上がります。例えばレート1400でAランク、1700でSランクというような感じです。レートは2000がMAX、ランクはCからSまであったように思いますがレートが低い頃の記憶が薄れていて最低ランクがなんだったのか定かではありません。

当時の我がギルドの目標はAランク。それはそれは高い壁でした。レートは勝ち続けなければ上がりません。負ければ下がってしまうので私自身弱かったこともありなかなかAランクに上がるのは大変でした。

ギルド運営を始め一週間強たったある日、フレンドからギルド合併の話を持ちかけられました。いつもギルドというのは人手不足に悩むものなのでギルド合併のお誘いはあるあるなのですが、私は「私の城」であるギルドを吸収される気はサラサラなかったので断りました。しかし、相手はギルド運営に疲れていたようで私のギルドに吸収させる形ではどうか?と食い下がって来ました。それならばこちらとしても文句はありません。

ギルドに随分と人が増えました。その後、合併して戦力が増したことや傭兵さんのお力添えもありAランクに到達し、漸く目標を達成しました。自らの建てたギルドがAランクになった日はそれはそれは嬉しく受験勉強なんて放り投げて狂喜乱舞していました。良い思い出です。

ギルドがAランクになり傭兵さんも定住先に戻り落ち着いた頃、私は本腰を入れてメンバー勧誘を始めました。

勧誘のコツ

これもギルド運営の心得ですが、勧誘はタイミングと相性がとても重要です。

ギルドにとってギルドメンバーは「替えのきく駒」と言うと聞こえが悪いのですが…マスターさえ変わらなければギルドは存続し続けます。しかし、メンバーを大切にしないマスターのギルドは崩壊します。そしてメンバーが楽しめないギルドは詰まらないのです。

私が目指すのは「非現実世界での居場所になれる」ギルドです。ネット上での実家というのでしょうか。束縛する気は無く、私がネット上で自分の思うまま「男性」で居られるように、メンバー達にとっても楽しく自由でいられるような場所を作りたいんですよね。

これは自慢ですが私のギルドに所属した人は大抵、定住(ずっとそこのギルドに居続けること)します。安心感があるのでしょう、そうあるようにやって来たかいがあるというものです。

偶に勘違い?をしたギルメンが「俺もギルマスになる!」と言って旅立ちますが、大半が上手くいかなくてゲームを辞めるか、帰ってきます。送り出す際は穏やかに「行ってらっしゃい、いつでも戻っておいでね、なにか手伝いが必要だったら言ってね」と伝えていますし、フォローはしますが……楽そうに見えて全然楽じゃないということを建ててみて初めて分かるのでしょう。

旅立つ人を見る度に楽しくなってしまいます。私の建てた、居心地の良いギルドに所属し、ギルメンとしてぬくぬく楽しんでおきながら…マスターをやれる訳がないだろう?と。

随分舐められたものだなと思うのと同時に仄暗い喜びで心が満たされます。挫折して戻ってきてくれたメンバーは良いギルメンとして長く居続けてくれる傾向があるので良いなぁと…調教に成功した喜びと言うのでしょうか?これもギルマスの楽しみです。ほんっとにギルマス楽しいので是非。

話が逸れてしまいました。取り敢えずギルドメンバーというのはギルドにとってとても重要な存在です。勧誘はギルドマスターの業務で特に大変なものの一つでしょう。

私は「私が選んだ」ギルメンしか入れないようにしているので、勧誘も全て私がやっています。その為結構大変です。しかし、これはギルドを長く運営する上でかなり…いやとてつもなく重要なことなので今後も変える予定はありません。出会い厨を弾けますしね。

例えば今のサブマス、もう4年以上の付き合いです。彼との出会いはルームでした。彼の所属しているギルドのマスターが行方をくらまし(ギルマスは意外と大変なのでよくある事です)元々サブマスだった彼がマスターになってしまいとても辛いと嘆いている所を発見しチャンスだと思いました。

私もギルマスとしてマスターの立ち位置の難しさや面倒くささは理解しているつもりです。偶然私は性癖にマスター業務が一致していた為に楽しくやっていますが、向き不向きはあるなぁと思います。

私は彼の話を聞いた上で囁きました。「そんなギルドにいる必要ないよ。うちにおいでよ。僕は絶対に行方をくらまさないし、貴方にサブマスの席を用意するよ」悪魔のようだと思う方もいるかもしれませんが私は彼がどうしても欲しかったんです。

マスターが居なくなったギルドの元サブマスがそのギルドを抜けずにマスターとして頑張ろうとしているという状況から彼の面倒みの良さや責任感の強さを感じ取れました。ゲームが好きなのでしょう、優しい人なのでしょう、何がなんでもギルドに欲しい。サブマスとしてこれ以上ない人材です。

彼は、ギルメンを数人連れて私のギルドに来てサブマスになりました。今でもサブマスです。これがタイミングと相性です。いかがでしょうか?

勧誘のコツとしては、居場所のない人を狙う、がっつき過ぎない、ある程度会話して人間性を見極めてから誘うという3つのポイントを抑えればそこまで失敗しないと思います。会話を拒否する人はギルドに入れても無言のままの可能性が高いので要りません。誘わなくて良し。

あとはご自身の会話能力に掛っていると思います。私が思うに人間関係はネットでも現実でも築き方が変わることはありません。自信を持って話しかけることが大切ですね。

ギルドの建て方、レートの上げ方、勧誘の仕方をお話しました。次はギルド運営のコツです。

ギルド運営のコツ

ギルド運営のコツは何事も根気よく続けることです。

例えばギルチャなら1人でも話し続けることが大切です。ギルチャが途切れているとギルメンは話をする気が失せてしまいます。

本当にプライベートなこと以外は基本的に何でもギルチャで話すようにマスターから率先してコメントを打ちます。するとギルメンも日常の些細なことやガチャの結果などギルチャに書き込んでくれるようになります。それを拾い取り上げ広げていくのがマスターの役割です。潤滑剤だと思って働きましょう。

長くマスターをしていると誰もログインしなくなったり皆飽きて別のゲームをメインでやるようになります。その時でも毎日挨拶をして、今日あったことを話し、寝る前にはお休みと打って落ちる。積み重ねですね。

毎日ギルマスがギルチャにコメントを残し続けていることはログを見れば分かります。他のゲームをメインにしたギルメンがそういえば所属ギルドどうなってるかな?とギルチャを覗いたらマスターが1人でも諦めず返事をしないギルメンに話題を投げかけ続けている。

戻ってきますよ。戻ってきましたもの。実体験です。ギルドでアクティブユーザーが自分一人になってもレートを落としては行けません。1人でも戦う、1人でもチャットをする。根気です。

(ただ、ログインが○日なかったらギルドを除名するなどのルールを事前に作って置くことは重要です。動かないギルメンを置いておくくらいなら新人さんを入れた方がよっぽどギルドのためになるので。ギルドのルールについても後で話しますね。)

ギルドバトルの参戦率も重要です。私自身意外と忙しく一日三回あるギルバトの全てに出ることは難しいのですが、出れない時は「昼バトは出れないけれど夕バトと夜バトは出るね」(昼のバトル、夕方のバトル、夜のバトル)等とコメントを残しておくようにしています。ギルバトに参加出来なくても参加したメンバーにお疲れ様と声をかけることも大切です。

一番厄介なこと

そしてマスターの仕事の中で一番厄介なのがギルメン同士の揉め事の仲裁です。マスターが穏やかで抜けていればいるほどギルメン同士の諍いは減ります(雨傘調べ)なので普段からちょっと抜けてるけど締めるところは締め、のほほんとしているキャラクターを貫くことが大切です。

それでも揉め事が起きてしまったらマスターは出ざるを得ません。そのような場合は必ずどっちつかずな対応をします。片方の味方をするとそれはそれは大変なことになります。どちらの考えにも理解を示した上で「二人が喧嘩していると悲しい」ということだけ伝えて後は見守るのが良いでしょう。それでもダメなら二人とも除名しましょう。揉め事を起こすメンバーはいりません。

これもマスターとしてやっていく上で大切な価値観ですが「去るもの追わず」です。私は立ち去ろうとするギルメンを引き止めません。「寂しいなぁ」とは言いますが「居てくれ」とは言いません。無理に引き止めた人間が上手くやってくれることがないからです。

又、引き止めて欲しくて「このギルドを抜けます」と言うような人間は碌でもないと思っているので抜けてもらいます。その程度しかギルドに思い入れがないなら抜けろ。合わないなら抜けろ。私が貴方に居て欲しいのではなく、貴方が此処に居たいだけだろ、勘違いするなよ。という……それだけの話です。

しかし、やむを得ない事情があり(ギルドに所属していたいのに)辞めざるを得ない人には席を空けておきます。私は私のギルドを大切に思う人を大切にするので当たり前のことです。人間性って大事ですよね。(特大ブーメラン)

ギルド内ルール

次にギルドのルールについてです。私はお喋りがメインのギルドが良いので無課金〜微課金の人を集めています。お喋りメインのギルドですとルールは多少緩くなります。

お喋りメインのギルドは「一週間ログイン無しで除名、できるだけギルチャでお喋りしてくださいね」くらいのルールが多いように思います。因みにバトルメインの場合は参戦率が勝敗を分けるので「2日ログイン無しで除名、1日〇戦以上参戦」のようなルールになることが多いです。

お喋りメインだとギルドが長く続くのでオススメです。勝ち続けるのは大変なので凄く疲れてしまいます。課金をし続けなければならないので金銭的な負担も大きく何年も続けるには向きません。

ただ、個人の感想としては廃課金勢の皆様方のギルバトはそれはそれは凄まじく見ていてとても楽しいので大好きです。札束の殴り合いと呼んでいます…最高ですね。当時レート2000をキープし続けている最強のギルドがあったのですが毎回のギルバトは大盛り上がりでした。新しく強くて勢いのあるギルドが出来ると最強のギルドに当たるのはいつかとワクワクしていました。

レート2000を守り続けたギルドが負けた時も、ライバルとして新しいギルドと最強の座をかけて争い続けていた時も、大型アップデートがあった時も、ゲームに勢いがなくなり多くの引退者がでた時もずっと私はギルドマスターをし続けていましたが、最強と言われていたギルドが解散したのを見た時が一番寂しかったです。

一度でいいから戦ってみたかった。お喋りメインのギルドでは戦いの場すら与えられないのです…思い出してしんみり。

強さに憧れるのは仕方の無いことだと思うのですよね。私が目指すものとは違うけれどやはり憧れてしまいます。

ギルメンを定住させる方法

最後にギルメンをギルドに定住させる方法です。ギルマスなら皆、ギルメンには定住してもらいたいでしょう。勧誘は大変ですし、長く居てくれる理解のあるギルメンほど有難い存在はいません。

私はギルドメンバーを等しく扱うことが大切だと話しました。又、私が選んだ人を入れるという話もしました。その延長にある事です。

メンバー勧誘の際、初対面なら敬語で話しかけます。そして少しずつ敬語を崩していきます。タメ口まで行かないけれどちょこちょこ敬語にタメ口が混ざってしまっているような口調です。親しくなってきたらタメ口で話してもいい?と聞くと、この人は敬語が苦手なんだなと相手は判断してタメ口を許可してくれます。ここまでが第一段階。※相手にタメ口を強制してはいけません。相手は敬語のままでOK。

普段からフレンドやギルチャではタメ口で話しているので、その事を伝えます。勧誘が成功したらギルドチャットに新人が来る旨を打ちます。第二段階。

新人が増えることを知ったギルメンは自己紹介の準備をしてくれるので(これも慣れ)新人さんをギルドに入れてギルチャに来るように案内します。第三段階。

ギルチャで新人さんを紹介します。改めて私の自己紹介もします。ギルメンも皆自己紹介をします。そしてギルドのルールと大体の説明をします。第四段階。

そして我がギルドの恒例行事、ギルメンによるあだ名つけをしても良いかと聞きます。これで断る新人さんはいません。その時点でいるギルメンみんなであだ名を考え、いくつかの候補を挙げた後、新人さんに選んでもらいます。第五段階。

新人さんのあだ名を改めてギルチャでみんなに伝え、それからあだ名でしか呼ばないようにします。第六段階。

気づいた時にはあだ名で呼ばれないと違和感があるようになり、本名(?)で呼ぶ人を部外者だと認識するようになります。第七段階。

落ちましたね。あだ名で呼び合うのは顔や声色が分からないチャットゲームではとても重要です。「あなたの事を親しく思っているよ」という意思表示になります。

ギルチャは動いているし、ギルメンも仲が良いし、ギルバトも程々で勝ったら嬉しいし勝てなくても楽しげで、みんなあだ名で呼び合い…居心地の良いギルド。マスターは抜けてるところもあるけれど、いつも楽しそうだしいい人だなぁ…何かあったら支えてあげよう。

という訳です。こんなにトントンはいかないだろうと思うかもしれませんが、あだ名と徐々にタメ口は本当に効くのでギルマスをやる方はぜひ採用してみてください。

こんな所でしょうか。

ギルマスの辛いところ

やってみれば分かりますが、ギルマスはしんどいです。とにかく辛いことが多い。

その中でもギルドマスターをやる上で辛いのは、ギルドメンバーが無言になったり、やる気がなくなったり、誰も居なくなってしまった時でも1人で話し続け1人でギルバトに出続けけなければならない所です。

そうなってしまったら辞めるのも手なのだとは思いますが、私はサブマスにギルマスを辞めないと約束したのでサービス終了まで辞めることはありませんでした。

上記のことをやり続けた結果、私のギルドは四年間強、1度もマスターが変わることなくサービス終了のその日まで存続し続けました。他にも長く続いたギルドはいくつかありましたが、マスターが変わらなかったのは私のギルドくらいなものでしょう。

何代目マスターという言葉をよく聞きますが…私はギルマスあってのギルドだと思っているんです。ギルドメンバーはギルドに集まっている訳ではなく、ギルドマスターの元に集っていると思うんですよ。そうなるようにギルドを運営しているのですから当たり前なのですけれど。マスターに依存するギルドはマスターが揺らがなければ最後まで続くんです。

ギルド運営が上手くいかない日もありましたし人間関係が大変な時期もありましたが、毎日毎日ログインしてギルマスとしてギルメンのみんなと遊べたことがとても楽しかったです。

そんな努力の結晶とも輝かしい思い出とも言える我が城を失ってしまったサービス終了後…しばらくは落ち着いていたのですがやっぱり寂しくて、似たようなシステムのゲームをサブマスと探し、一緒に始め、ギルドを建てて 、元のギルメンを数名呼び戻し…またギルマスをやり始めました。新しく始めたゲームでの出会いも大切にしながら同じ名前のギルドを運営しています。

中学校3年生から始めたギルマスは大学3年生になった今でも続いていて、就職しても多分辞めないんだろうなと思います。

今のゲームに移動してから少しトラブルはありましたが順調です。私のプロフィールについても多少訂正出来ましたし良い事もありました。

私がネナベしてゲームを始めてから今の今まで仲の良かった先輩のプロフィールのままやってきていたのですが、先日サブマスに実はサバ読んでるんだと打ち明けました。

私は中三でギルマスを始めたのですが、高三だと言い張っていたので、3歳のズレを修正出来ました。性別に関しては…うーん…当時から今に至るまで私は「男として生まれたかった」と思っている上、男性に興味もないし(女性にもないけど)女だよって言うのもなんかな…と思うのでまだ言えていません。

ギルメンに偏見がないと良いのですが…そこら辺は分からないので打ち明けるのはまだ先にしておきましょう。このブログの存在を知っているギルメンも幾人かいるので、見た人はそうだったんだなぁと思ってくれたら嬉しいですね。以前、なんでサブ垢の名前が雨傘なの?と聞いてくれたけど、こういうことだよ。黙っててごめんね。わかった上でこれからも仲良くしてくれるなら嬉しいな。

まぁ細かいことは置いておくとして、ギルマスって本当に楽しいです。自分の作った、自分の城で、自分の選んだメンバーと共に遊ぶ喜びは計り知れません。歪んだ性癖の持ち主と言われたらそれまでですが楽しいこと楽しこと。

ギルマス向き不向き

あとはそうですね…ギルマスは気に病みすぎるタイプの人には向いていないと思います。あまり人に執着しない無いタイプ?根気があり下手に出れて人に優しくできるタイプ?猫被れるタイプ?会話能力もある程度は必要です。そうですね、色々と割り切れる人にはかなり向いている気がします。

後はテラリウムのように自分の世界を作るのが好きな人にも向いているように思います。ギルマスになれば方針も目標も雰囲気も自分で決めることが出来るので自分好みの空間を作れます。

ギルドにまとまりが出た時の達成感もそうですが、ギルドという人の集まりが自分の望む方向にじわじわと進んでいく様は支配欲が満たされます。思い通りにいかないからこそ楽しいのですが、思い通りにいかないことがあっても自らの手で望む答えに持っていく感覚が堪らないです。この手の喜びを感じる、同族の皆さんにギルドマスターは凄く向いていると思います。

まとめ

随分と長くなってしまいましたが、ギルド運営のコツとギルマスとしての心得とギルメンとの関わり方…その他諸々についてお話しました。

如何だったでしょうか。現実でもネット上でも色々な人と仲良くなり人間関係を築きお喋りをして楽しんできましたがどちらも充実しています。

ギルマスは気を使うことが多い所為もあり、のめり込みすぎる可能性があります。ゲームをやりすぎると現実が疎かになりかねないのでギルマスをやる予定の方は気を付けてくださいね。

ゲームはゲーム、現実は現実。それぞれで居場所を作ると辛い時にも心が折れないでいられるかも知れません。

9300字over…目がしばしばしてしまいましたよね…ここまで読んで下さりありがとうございました。皆様も素敵なゲームライフを送って下さいませ。良い夢を☽︎‪︎.*·̩͙‬

 

※2021/6/22 続きを書きました。お時間のある方はこちらも是非!
ama-gasa.hatenablog.com

 

✒️恋愛をした事の無い人間が書くラブストーリー

恋愛をした事の無い人間が書くラブストーリーに興味はありませんか?

ふと思いついたので、気が向いたら書こうかなぁと思います。完結するか分からないですし、どうなるのかはわかりませんが「恋愛をした事の無い人間が書くラブストーリー」です。

最近になって漸く、幼い頃に好きだった男の子を恋愛対象として見ていなかったことに気づき、あれは友人に向ける好意だったのだと知りました。

という事で、私は生きてきて恋をした事がないのですが…友人から色々と話を聞いたり小説を読んだり映画を見たり芸術作品と触れたりすることで得た知識から、恋愛をしている人の感情を想像することはできます。

恋愛感情が欠如した人間にもラブストーリーは書けるのだと証明したいです。ですが全ては想像(妄想)ですので、実際はこんな風には思わないよ!という所があればコメント頂ければ吸収して創作に活かしますのでコメントお待ちしています♡

直接伝えにくければマシュマロにどうぞ。(普段は絵を描いている為マシュマロにお題云々と書いてありますが気にしないでください。)https://marshmallow-qa.com/4x4z16

※儚い、仄暗い話が好きなのでハッピーエンドにならない可能性があります、お気をつけ下さい。

※書きかけなのでこれから足したり引いたりブロックごと移動させたりします。まだ読めるような状態では無いのでお気をつけ下さい。私の創作は思いついたところを書いていき、辻褄があったら繋げていくスタイルです。

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10/26

「世界というのは想像以上に狭く、時というのは感じるよりも早く流れていく。そんな当たり前を思い出したのは、隣で微睡む貴方が寝返りをうった後でした。

貴方はいつでも輝いていて過ごした時間の分だけ魅力的になっていくので、時の流れが残酷だなんてことすっかり忘れてしまっていたのです。

寝返りの分、離れてしまうのが寂しくてそっと手を伸ばしたら私に気づいた貴方はゆっくり振り向き、瞬きをして微笑んだのです。あまりにも暖かくて穏やかで幸せなのに胸が苦しくなって、私は漸く思い出しました。貴方と共に過ごせる時間はあと僅かなのだということを。

これが世界に愛された者の「当たり前」なのだと認識して世界を呪いました。願わくば貴方と時を重ねたい、共に沈みたい、それすらも許されないのならば貴方を永遠にしようと誓ったのです。永遠を貴方に。」

記憶というのは曖昧なもので忘れたいことは忘れられず、忘れたくないことは忘れてしまうことがあるのです。もしも忘れたくないことがあるのならば何かに認めて置く事が大切です。

しかし、これもまた難しいことに心情というものは文章にする際に半分くらいが零れ落ちてしまうので心情だけではなく状況も綴っておくことで過去の自分はきっとこう思っていたのだろうと推測できるようにしておかなければなりません。そうでなければ未来の私は何があったのかわからないでしょう。

日記を書かなくなってもう幾年経つのでしょうか。
ふと疑問に思い書斎へと歩みを進めた私は、数ある本の中から古びた日記を手に取りました。

「愛おしい人と目覚める朝ほど素晴らしいものは無いと思うのです。カーテンを開けた貴方が朝日を浴びながら、もう朝だよと微笑むので私は心臓が溶けてなくなってしまうのではないかと思いました。」

嗚呼、幸せの中にいる貴女に嫉妬してしまう。こんな思いをするならば読まなければ良いのにどうして過去を振り返ってしまうのでしょう。
全て忘れてしまえば良いのに、忘れることなど容易いはずなのに、忘れぬように、埋もれぬようにと大切に思い出をしまい込む私をどうか笑って下さい。
 

「木製チェスセットと魅力的な駒達」#1 ポーン編

今晩は。外を歩けば金木犀の香りがする良い季節になりましたね。

薄手のジャケットを羽織ると丁度良く、暫くはこの過ごしやすい気温のままが良いなぁと思っております。

さて、今日はチェスの話をしたいと思います。

何故突然?とお思いの方も居るかもしれませんが(以前「楽しい自粛中の過ごし方」の投稿をした際に軽くチェスの話題を出した通り)実はチェスが好きなので一度くらいはチェスのお話したいなぁと思っていたというのがあります。ここまでが建前。

そして、先日注文したチェスセットが届いたので、この喜びを皆々様にお伝えすべく文字を打っている次第です。これが本音。

今まで使っていたチェスセットも使いやすくてとても良いのですが、やはり木製のお洒落なチェスセットに憧れがあり…遂に買ってしまいました。

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深緑の駒と盤のデザインの美しさに一目惚れしてしまいました。

棋譜を読む上で盤に文字が振ってあると便利なので文字のあるデザインのものを探していたのですが好みのド真ん中…幸せです。

(私のとても気になるポイント、ナイトの形も気に入っているんです。皆様、チェスセットを買う時はナイトの顔や形をチェックしてからの方が良いですよ。たまに凄い顔の駒があります。)

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金具のデザインも優美で閉じていても美しい。(なんて最高な買い物をしてしまったのだろうと自画自賛中です。)

友人宅で遊ぶ際や泊まりの旅行の際に私がチェスセットを持っていくことが多いのですが、今後は友人と遊ぶ用に今までのチェスセット、一人で遊ぶ用に今回買ったチェスセットと使い分けようと思います。

友人とはお茶やお菓子をつまみながらチェスをすることが多いので樹脂製の駒や盤が安心です。木製のチェスセットはインテリアとしても使えますし広げっぱなしでも良いのかなぁと。

長々と話してしまいました。

と、いうことで今回はチェス!皆様はチェスをした事はありますか?

チェスで遊ぼうと声をかけると「難しそうだからヤダ」とよく言われますが、軽く遊ぶくらいならば特に難しくはありません。私も大して強くないのですがトランプやUNO、オセロ等と同じ感じで友人と楽しく遊んでいます。

(勝てるかは別として)チェスで遊ぶために必要なことを軽く書きたいと思います。

チェスは駒の動きが分かれば取り敢えずは遊べるので駒の動き方から説明します。

※私は駒の立場を考えながら解説するのでかなり長くなります。手っ取り早く学びたい方は別のサイトを参照して下さい。駒の気持ちを考えながらチェスのことが知りたい方のみ続きをお読み下さい。

まずはポーンです。役職のある駒たちが後列に並んでいるのに対し、前列に肉壁の如く一列に並ばされているのがポーンです。権力の無い者が壁にされる…酷い話ですが、仕方がないです。社会の縮図ということでしょう(適当)

☆チェス盤には縦列に数字1〜8が、横列にはA〜Hの文字が振られています。

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(一番奥に役職のある駒達がいるので)つまるところ8×8の盤の2列目と7列目のA〜Hに真っ直ぐ彼らは並んでいます。

彼等は基本的に1マス前進しかできません。別の動きができるのは駒を取る時と最初の一歩目だけです。

体力が有り余っている最初の一歩目、初期陣形から進む場合のみポーン達は2マス前進できます。とりあえず前に進めば良いというものではありませんがポーンにとっての2マスは意外と大きいです。

駒を取れるのは斜め前の2マスのどちらかだけです。白のマスに居る場合は前方の白のマスのどちらか、黒のマスにいる場合はその逆という事です。

なんということでしょう…攻めていくためには(基本的には)1マス1マス、ちまちまと真っ直ぐ進まなければならない!ポーンのことを思うと涙がちょちょ切れますね。

ポーンは初めに決められた持ち場から離れられないのです。(初めにAの2or7に居たら基本はAの列しか移動できない)

横列移動をする為には敵を倒し、敵の居たマスに移る以外にはありません。敵のポーンも同じなのでただ前進だけしているとお互いのポーンがお見合いし一歩も動けなくなります。(目の前には攻撃できないので)

この様に、なかなか不遇なように思われるポーンですが金星の如く輝く方法があります。

それは敵側の一番端まで行くことです。一番端まで行くとポーンは進化することができます。チェス最強駒であるクイーンに成ることも出来、戦局は一気に変わります。庶民、肉壁、モブ兵の下克上です。敵を斥け一歩一歩、前進し続けることの大切さを教えてくれます。

やっとポーンの話が終わりました。長いですね。

問1「駒の配置から、ポーンのチェス社会における立ち位置と戦闘時における感情を想像し答えなさい」

というのは冗談ですが…是非考えて頂きたいものです。

チェスは少しやっていると自分のお気に入りの駒ができるように思います。動かしやすい駒というのでしょうか…?私はナイトが一番好きなのでナイトの話をするのが楽しみです。

皆様も是非、お気に入りの駒を見つけて盤上を躍らせて見て下さい。

区切りが良いので今日はここまでにしようと思います。ポーン編とつけておきましたのでこの後はナイト編、ビショップ編というように続けていきたいと思います。

ゆっくりの更新ではありますが待っていて下さると嬉しいです。

ここまで読んで下さりありがとうございました🪐🍂