あまがさの日記のようなもの

書きたい時に書く日記のようなブログです。

ピアノの連弾

こんばんは。もう朝と言える時間ではありますが課題が終わらず寝ていません。

お風呂に入ったり現実逃避をしていたらこんな時間になってしまいました。課題をやらずにだらだらと過ごすくらいなら眠ったほうが良いのはわかるのですが…少し思うことがあるので書いておきたいなと。

今回は「日記のようなもの」なので読むのをおすすめしません。いつも通りですね笑

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ではどうぞ。

 現実逃避にピアノの連弾動画を見てたんだけど、母がピアノを私に習わせた時に「娘と連弾がしたい」って言ってたのを思い出して苦しくなってきた。

母は子供の頃ピアノを十年以上習っていた。そして私が幼い頃にヴァイオリンを始めて今でも弾いているからヴァイオリンも十五年くらい続けている。

音楽に触れるきっかけを作ったのは母。私はピアノを聴くのもヴァイオリンを聴くのもオーケストラを聴くのもオペラを聴くのもミュージカルを見るのも歌うのも好き。母の弾くヴァイオリンに合わせて歌ったことを思い出す。

娘には楽器ができる子になって欲しかったんだろう。連弾もしたかったんだろう。でも私はピアノを練習しなかった。発表会は真面目に出ていたし習い事にも行っていたけど嫌々だった。

ピアノもヴァイオリンもオーケストラも聴くのは好きだよ、でも弾きたいとは思わなかったの。練習が嫌いでね。
ピアノの発表会の時に1番嬉しそうにドレスを選んでいたのは母だったもんなぁ…あぁ…。

ピアノも数年やったけれど、今はなんの曲も弾けないし、母と連弾も出来なかったな。

絵画教室に通ってからはピアノを一切触らなくなってしまったし。歌を歌う時に音合わせで鍵盤を叩くことはあったけどそれだけだ。

絵画教室に行きたい、ピアノは辞めたいって言った時にショックを受けたのは母だよなぁ。

何故突然思い出してしまったのだろう…忘れたままにしておきたかった。母のささやかな夢くらい叶えてくれよ。

もう少し練習すれば、あと一年続ければ、簡単な曲の連弾くらいならできるようになっていたかもしれないのに。こんなこと考えても何にもならないけど突然悲しくなってきてしまった。

音楽は聴くのが好きになった、絵画は描いて鑑賞するのが好きになった。

間違いなく両親の影響だよな。

母は上記の通り。

父は絵が好きで絵も上手。祖父も絵が好きで祖父母の家には祖父作のとても大きい油絵が飾ってあった。

ピアノを辞めたいと言う私に絵画教室の存在を教えてくれたのは父だった。私は幼い頃から絵を描くのが好きだった。絵画教室の存在を知ったら通いたいと思うでしょう。

絵画教室は高校受験まで続けた。私の通ってきた習い事の中で一番好きだった。通ってよかったと思っている。

絵画教室という私の人生に信じられないくらい大きな影響を与えた習い事を始めさせてくれたのは父。ピアノを辞めさせてくれたのも父。

絵画教室に通い、毎週二時間は必ず絵を描く生活を何年も続けていたから今の私がある。

絵を描くのが好きだ、観るのが好きだ。旅先で美術館に足を運び、美しい芸術作品を見るのが大好きだ。

美しいものに対するこの狂おしいほどの愛情を育んだのはきっと毎週絵を描き続けたあの日々だよね。

私は文学部の日本文学科に通っているが、日文の学生は教員資格か司書資格か学芸員資格取得のための授業を任意でとることが出来た。

迷うことなく学芸員の資格を取ろうと思った。学芸員は博物館、美術館、水族館、動物園等の学芸員になるために必要な資格。一択だった。現在、文学に加え資格取得の為にも勉強をしている。

文学を愛しているから司書もありだとは思うのだけど学芸員が選択肢にあるのに選ぶわけが無い。学芸員になれるなんて思ってないけれどただ学ぶことがこんなに楽しい。

絵を描くのが幼い頃から好きだったから絵画教室はとても私に合っていた。自由に世界を作るのは信じられないくらい楽しい。文章を書くのと同じだと思う。だから文学も好きだ。

歌うのも幼い頃から好きだったから音楽も勿論好き。お金を払ってオペラやミュージカルを聴きに行くくらいには好き。人前で泣かない私が耐えられず涙を流すのはオペラやミュージカルを見た時くらいだもの。大好き。

本だって両親が読書家だからきっと好きになったのだろう。私の初めて読んだ長編小説はハリーポッターだけれど、母はハリーポッターのファンで和訳されるのが待ちきれないと英語版で読んでいた人だ。

私の人格形成に両親は多大な影響を与えていて、私は自分の感性がとても気に入っているからその面で言葉にできないくらいの感謝をしている。

感性というのはお金で買えるものでもないし学べば身につくものでもないから、芽吹く為にはきっかけと環境が必要だと思うの。

文章を読んで心揺さぶられる自分が好きだ。一枚の絵を見て多くを感じ取れる自分が好きだ。音楽を聴いて涙を流せる自分が好きだ。

自己肯定に直結している私の感性を育む切っ掛けと環境を与えてくれたことへの感謝は尽きない。

だからこそ母のささやかな夢を叶えられなかったことが悔やまれてしまう。でもピアノを練習する気なんてサラサラないの。弾く気は無い。

来世はきっとピアノを練習するはず、そうでしょ?笑

…課題は終わっていないし、太陽は登る時間だし。現実逃避しすぎたかな、何もしないなら寝てしまえ。

おやすみなさい、良い夢を。

もう起きる皆様、良い一日を。