あまがさの日記のようなもの

書きたい時に書く日記のようなブログです。

私と杜甫の出会い

卒業論文の序章「研究理由」を書こうとしたらブログっぽくなってしまい没になったので供養。

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私が始めて杜甫の詩に触れたのは大学受験対策の授業だった。

私は夏目漱石の『夢十夜』に惚れて日本文学科を志した。当時、漢文学に対する興味はなく点数を稼ぐための暗記科目だと嫌々ながらも取り組んでいたことを思い出す。

大学受験を終え、夢にまで見た文学部日本文学科の生徒になった私は必修科目に漢文学入門があることに絶望した。

嫌々ながらも出席した漢文学入門の授業で私は杜甫の「月夜」という詩に出会う。

何も感じなかったはずの漢文に何故か胸が高鳴ったのだ。その後直ぐに「春夜に雨を喜ぶ」という詩に出会い、雷に打たれたような感覚が走った。私の人生の中でこれ程までに美しいと感じた詩は無かった。

「漢文は詰まらない」というイメージが壊された瞬間であった。

それからというもの漢文の授業を積極的に取るようになり、ゼミは迷うことなく漢文学を選択した。

杜甫が私の人生を狂わせたと言っても過言ではない。夏目漱石はどこに行ってしまったんだ!

ダメだ!書くのは楽しいけどこんなの研究理由でもなんでもないよ!もっと真面目に書きなさい!没!

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↑指ハートを学びました。

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↑うえたイヌ(???)