1月15日、トンガ王国の海底火山が大噴火を起こした。
衛星写真から見てもわかる程の規模の噴火、噴火による衝撃波、そして津波。津波はトンガだけではなく日本にまで到達した。それほどまでに大きな噴火だった。
トンガの津波は最大15m。トンガは島が群れをなし1つの国として成り立っている。つまり全ての方向を海に囲まれている。仮に津波警報が出たとして、逃げる場所はあったのだろうか?
東日本の時を思い出して胸が苦しくなる。大震災があってから、日本では津波の警報がより真剣に真摯に伝えられるようになった。トンガではどうだったのだろうか?
火山灰に水が汚染され飲料水が確保できない、島国だから物資が届かないという辛い現状を知った。
火山灰が通信機器の電波を妨害し、連絡が取れない、どれだけの被害が出ているか確認できないと嘆く声を聞いた。
あの美しい海や珊瑚礁はどうなってしまったのだろうか。火山灰に汚染された海で珊瑚は生き残ることが出来ているのだろうか。
トンガ王国の観光資源は美しいビーチのはずだった。津波と火山灰でビーチは失われた。苦しい。胸が痛む。自然の脅威に人間は屈し、嘆くしかない?
思い出すのは東日本大震災。津波に襲われ、死者1万5899人、行方不明者2526人。
原発による土壌の汚染。それこそ今、トンガで飲料水が無くなっているように、日本も同じく飲める水が無くなったのだ。
当時はスマホが普及しておらず通信はパンクし連絡なんて取れなかった。トンガの現状はどれも見た事がある出来事だ。
私たちが苦しむ中、トンガ王国国民は多大な寄付をしてくれた。日本円にして900万。
少ないと思う人もいるかもしれないが、人口が違う。10万人強の国民が900万円をかき集めてくれたのだ。
日本の人口は1億2580万人。一年で生まれる子供の数は約87万人。この少子化と呼ばれる中でも毎年87万近くが生まれている。トンガ王国の人口の少なさがよく分かるはずだ。それほどまでに想ってくれていた。
そして、トンガが支援してくれたのはお金だけではない。「トンガより愛をこめて」と里芋を送ってくれた。子供たちはコインを送ってくれた。
東日本大震災は悲惨だった。信じられないほどの苦しみと悲しさと虚しさを国民に与えた。
その中でも暖かい想いを向けてくれた国がある。支援してくれた国がある。
今、彼らに報いなくてどうするのか。10年前、苦しい時に助けてくれたトンガに、今、何もしないなんてこと出来ない。
100円でも500円でも良いから、日本国民が募金をすれば、かなりの額になる。100円でも相当な支援になる。
日本は恩に報いる国だと信じている。国は人の集まりだと思うから、私は優しさに優しさで返せる人でありたいと思う。
もしかすると、トンガの苦境と優しさをこのブログを読んで初めて知る人もいるかもしれない。嘘は1つも書いていない。最後に記事を貼るので気になる人はそちらを見てほしい。
偽善だと批判する人もいるかもしれない。偽善でも良いとは思いませんか?「やらない善よりやる偽善」と古のねらーも言っていた。
今こそ、力を合わせませんか。募金先は公式Twitterが公開していたのでそちらをペタリ。
Twitterを見て頂ければ分かりますが、詳細は以下の通りです。
金融機関:三菱UFJ銀行 新橋支店
預金種別:普通預金
口座番号:3514915
口座名義:トンガ王国大使館 特命全権大使 テヴィタ・スカ・マンギシ
私も微力ではありますが募金に協力させて頂きました。
美しい海と珊瑚礁、そして優しい人々の笑顔が戻りますように。
トンガ王国の一日も早い復興を願っています。
詳しく知りたい方は以下の記事をご参照下さい。
トンガ噴火、いま分かっていること 被害の実態や支援の現状を解説:朝日新聞デジタル
https://news.yahoo.co.jp/articles/f02432a265a14a860a5ee826f4bac7b3d524efe5
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022012000134&g=int
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022011901154&g=soc