あまがさの日記のようなもの

書きたい時に書く日記のようなブログです。

✏️レポートよ、安らかに眠れ

こんばんは。

今回は私が書いたレポートが日の目を見ることなく消えていくことに寂しさを感じたので、書いたものをそのまま貼りたいと思います。

旅行記に全く関わりはないですし、フェミニズム的な思想が受け入れられない方には不愉快な内容かと思います。

又、大西巨人ガチ勢に見られたら「こんな事書いてない!」と怒られてしまうかもしれないような内容のレポートとなっております。

言い訳をするなら、大西巨人五里霧について、Google先生に聞いても全然ヒットしないから(大量に提出したレポートの中でもこれを)載せたくなってしまったんです!ごめんなさい…。

無学な小娘が囀っているなぁとでも思ってください。

※本人も自覚するほど出来の悪いレポートです!期待しないでください!

(学生の皆様、コピペは必ずバレますし、最悪退学になるので辞めましょう)

それではどうぞ↓

大西巨人五里霧」を通して見る 性暴力とジェンダー
 
本レポートでは、性暴力とジェンダー、その問題について考えていく。

2019年3月、性暴力に関係する裁判が行われ、静岡地裁浜松支部名古屋地裁岡崎支部福岡地裁久留米支部の3つの事件で無罪が言い渡された。その判決のどれもが被害者は女性で、強制性交等罪に関するものであり、被害者が抵抗したか否かが問われた。

名古屋地裁岡崎支部静岡地裁浜松支部福岡地裁久留米の判決では、それぞれ以下のような判断がされている。

「事件の前に、大きなあざができるほどの暴行はあったものの、性交を受け入れざるをえないほどの恐怖を感じさせるものではなかった。」

「被告が加えた暴行が女性の反抗を困難にすると認識していたと認めるには、合理的な疑いが残る」

「女性が拒否できない状態にあったことは認められるが、被告がそのことを認識していたと認められない」

以上の判決は、被害者女性の立場で考えれば出てこないであろう言葉だと感じる。自分が強者であるが故、弱者の思想がわからないということなのではないかと考えた。

上二つの名古屋地裁岡崎支部静岡地裁浜松支部の判決は、自分より体格の良い人間に襲われた時に動けなくなったり抵抗をすることで命が狙われる可能性を感じ抵抗できなくなったりすることは想像に容易いにも関わらず、性犯罪だからと軽く見て下した判断なのではないか、無意識下にある女性軽視があるのではないかと考えた。

一番下の久留米の判決に至っては理解が困難である。相手が嫌がっているとわからなければ暴力を振るっても良いと言っているように取れる発言であるとも思った。

大西巨人の小説に「五里霧」という作品がある。この作品は1994年に執筆されたもので実際にあった事件をモデルに書かれている。


下村「(貴方は)犯人が強盗殺人の罪を認めて強姦の罪を認めなかったのは 『事の真相が強姦ではなく和姦であったことを物語るとしか私には考えられなかった』と結論的・女性侮蔑的に断言なさっています。」p.169


高宮「そうとしか考えられなかった。いまもそうとしか考えられない。そんな私を非難するなら、あれが強姦であって和姦ではなかった、ということが徹底的に、言うなれば、法律的にも倫理的にも!!証明されねばならぬでしょう。私の記憶するところ、あの犯人は強殺罪で死刑になったのであって、強姦罪については明確な判定が出なかったのではないですか。」p.170


姉が押し込み強盗の被害に会い、その上、性暴力を受けたと主張する下村と、その事件の新聞記事を見てコメントを出した主人公の高宮の会話のシーンの抜粋であるが、作中で強盗の犯人たちは強盗の罪は認めるが性暴力については認めず和姦だったと主張しており、裁判官や主人公の高宮、被害者の夫も犯人の発言を信じている。台詞の通り強姦罪(現代の強制性交等罪にあたる)の証明の難しさがよく分かる。


下村「実は、あの強姦された細君というのは、私の姉です。犯人は処刑されましたが、姉と姉の夫との仲は、事件後三年にして、ついに最終的に破綻しました。姉の夫は、姉が強姦されたことを信ぜず、 『事の真相』を、ほぼ高宮さんと同様に考えて姉に対したのです。とうとう夫婦が離婚したのが、事件三年後のことでして、そのさらに一年後に姉は投身自殺をしました。遺書でも、姉は、例の件が徹頭徹尾 『強姦』であって決して 『和姦』ではなかった、ということを切切と訴えていました。」p.170
 
  被害者である下村の姉は強姦だったと訴えたにも関わらず裁判官や夫、物語の主人公である高宮などに信じて貰えなかった。事件を切っ掛けに夫婦仲は悪化し下村の姉は最終的に自殺した。下村の姉の夫は、妻を失った事で生活が荒みアルコール依存症になって早死するが、最後まで強姦だったとは認めなかった。性別役割分業の意識が高く、被害者である下村の姉も全ての家事を担っていたと考えられる。又、夫は下村の姉の死後、生活が荒んだことからも自分の面倒を見れない男であると判断できる。女は家、男は外という意識が根底にある作品であると感じた。

何故、信じないのか、信じられないのか、について考えた時、彼らは証明ができないからだ。と言うが、証明が出来ないことだからこそ丁寧に話を聞いていかねばならないところを、このように決めつけてかかり被害者の心を傷つけ命まで失わせる。現代の性被害者に向ける考え方と何ら変わらず26年前から進歩しない現実に悲しくなった。セカンドレイプという言葉もない時代、被害者の受けた精神的苦痛はどれ程のものだったのか想像も出来ない。

これを主張したのが男性だったならば考えは変わっていたのではないかとも思う。「嫌よ嫌よも好きのうち」という言葉があるように「本当は嫌がっていなかったのだろう?」と言うのである。女は自立した意思を持っておらず、すぐ流されるというような発言も作中に見られた。女はこういうものだ、というステレオタイプに女性を押し込め、自分の妻よりも犯罪者の男の発言を重んじることからも男尊女卑の思想が透けて見える。

この作品では主人公の高宮は結局、被害者の気持ちを理解せず終わる。どちらが悪いとも書かれず、筆者は実際起きた事件に対して、高宮と同じような考え方をしていたのではないかと考えられた。

又、ステレオタイプについてであるが、現代、テレビや雑誌などで「女子力」「モテるファッション」「愛され女子」という言葉を見掛ける。これらは男性に女性が選んでもらうという思想が見える。

女性に優しさや母性、料理の上手さを求める姿勢や「強い女」はモテない、結婚「しない」ではなく結婚「できない」という特集もあり、産まれてから成長する過程で触れることが多い媒体に女性に対するステレオタイプの押しつけがあるように思える。

私は本屋でアルバイトをしているが、女性向けのエッセイコーナーには上記の内容の書籍が並んでいる。これらの意識を無意識に刷り込まれていて、違和感を覚えた時には周りはそれを普通と受け止め、搾取される側、奉仕を求められる側にされている。普通と受け止めているからこそ本が出版され本屋はコーナーを作り女性に売れている。

この現状はおかしい、と認識し訴えても「フェミニスト(笑)」と揶揄されることも実際にあり、女性の立場を少しでも向上させようとする発言や行動への反発は大きい。

以上のことから、性犯罪を感情論で判決を下すことは間違っていると思うが、証明できないことを証明させなければ罪には問えないとするのは誤りだと考える。
証明できないことで判断する現在の裁判の方法は問題であり今後、変えていく必要があると思う。性犯罪を軽んずる考え方、女性軽視があるからこそこの様な判決になるのであって、男女平等を訴える現代にそぐわないと考える。
判断を下す側、発信する側に男性が多い事も原因であると考えられるので裁判官や発信者に女性を起用する必要があると思う。男性だから女性に寄り添えない、女性だから男性に寄り添えないということは無いと私は考えているが、現状を打破するためには女性の立場向上が何よりも大切だと思う。
強者だけではなく弱者に寄り添う裁判でなければ事件は無くならないのでは無いだろうかとも考える。

解決策として、今の私ができることは男女平等を真剣に考えてくれる政治家に投票することだと思う。実際に私は選挙権を得てから1度も欠かさず選挙に行っているし、今後も欠かさずに投票に行く。過去、女性が参政権を勝ち取ったように私たちは戦っていかなければならない。女性を男性より強い立場にしたい訳ではなく、ただ同じ高さに立ちたいだけであり人間として当たり前の事だと思う。
又、刷り込まれてきた価値観を壊すことは難しいがSNSという誰もが簡単に発信できる媒体を使って間違っていることは間違っている、偏見であると声をあげていきたい。
 
 
参考文献
 
大西巨人(2005)『五里霧講談社
 
毎日新聞 準強姦で起訴の男性会社役員に無罪判決 地裁久留米支https://mainichi.jp/articles/20190312/k00/00m/040/099000c (2020/1/10最終閲覧)
 
産経新聞 女性に乱暴、無罪判決 男性被告の故意認めず https://www.sankei.com/region/news/190320/rgn1903200040-n1.html (2020/1/10 最終閲覧)
 
NHKクローズアップ現代 “魂の殺人” 性暴力・無罪判決の波紋 https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4281/ (2020/1/10 最終閲覧)
 
有識者の皆様大変申し訳ありませんでした。

学生の皆様、私の意見を鵜呑みにしないでしっかりと本を読んで下さい。

(因みに後期の授業では概ね良い評価を頂きました。先生方、本当にありがとうございました♡)

これから五里霧を勉強する学生を混乱させるレポート…楽しんで頂けましたでしょうか?

ここまで読んで下さりありがとうございました。次回はきっともっと楽しい内容になるはずです。

お楽しみに🧸🍒

今週のお題 「大切な人へ」

こんばんは。

フランス旅行の続きを投稿しようか悩んでいたところ「今週のお題」の存在に気づきました。予定を変更し挑戦してみます。

「大切な人へ」

さて、はじめに「大切な人」と言うのをどうにかしなくてはなりません。お恥ずかしながら私には大切な人を思い浮かべることが出来ませんでした。

大切な人と聞いてイメージするのは恋人ですが私に恋人はいませんし、家族もなんだか違うなぁと思ったのです。親しい友人のことは大切に思っていますが「大切な人」という括りにはしていないなぁと。

(私はとあるジャンルの二次創作を少ししておりまして、推しの恋愛模様を書いているのですが、その2人にとってお互いは「大切な人」だろうなと思います。この2人について語るのならばいくらでも出来るのですがお題からそれてしまうので自重。)

書きながら考えていたのですが私にとって一番大切な人は自分という結論が出ました。寂しいやつですね。

このままだとお題が達成できない…どうしたら良いのか…。

…。

お題、達成出来ず、来週に乞うご期待!

 

[完]

 

この日記のようなものは文字数が多くなりすぎて読みにくいと話題だったのにも関わらず、500文字行かない回が出来てしまいました…お題って難しいですねw

これからも色々と挑戦してみたいと思います。

ここまで読んでくださりありがとうございました🧸🍒

🇫🇷「芸術の都が誇るルーヴル美術館」

こんにちは。

お久しぶりです。なかなか忙しく投稿できていませんでした。少し時間が出来たので色々とお話していきたいと思います。

美術館について話してなかったと思い出したのでフランス旅行のお話に戻らせて頂きます。

フランスは芸術の国とも呼ばれていて、パリだけでも美術館が数え切れないほどあり、美術品が好きな方は一生に一度は訪れたいと思っているのではないでしょうか。

かくいう私も、旅行が決まってからずっと美術館に行くことが楽しみでわくわくしていました。

というわけで今回は、美術好きにはたまらない国、フランスの美術館の中でも特に有名なルーブル美術館についてお話したいと思います。

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ルーブル美術館は本当に大きく、膨大な数の作品があるので全て見ようと思うと何日あっても足りません。

見に行く時は見たい作品を事前に決めて、ルートを確認してから向かうと良いと思います。

ルーヴル美術館と同じく有名なオルセー美術館は川を挟んではいますが、歩ける距離にあるので、時間に余裕がある方は数日かけて二つの美術館を見ても良いかもしれません。

美術品にとっぷりと浸かる数日間…夢のようです。

パリは見るものが多いので時間を作るのは難しいかもしれませんが美術品が好きな方は是非、時間をかけて見てみてください。

それでは、ルーブル美術館に向かいます。

ルーブル美術館モナ・リザやミロのヴィーナスなど興味のない方でも一度は聞いたことがあるような作品が展示してある、世界で最も来場者数の多い美術館です。

ルーブル美術館を回るコツは出来るだけ早い時間に有名な作品は見ることです。時期や時間によっては人が多すぎて作品に近づけない可能性もあります。

入念にルートを練り、地図を頭に叩き込んで、いざ出陣。

私は、サモトラケのニケという彫刻を観ることが一番の目的だったので真っ先にそちらに向かいました。

ニケは階段の踊り場に展示されています。階段の下から見上げた先にある彫刻は…神々しかったです。

一歩一歩、階段を踏みしめて登り、作品の近くに歩み寄ります。

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あぁぁぁぁぁぁ…(恍惚)

ニケ様…なんとお美しい。

窓から射す日の光を浴び、翼を広げて佇む姿。

装束や翼は影を纏い、それすらも計算されているようでした。

頭部と腕部が失われているのにも関わらず、不自然さはなく「これで良いのだ」と訴えかけられているように思えてなりませんでした。

ニケが纏う装束の質感や風にたなびく布、翼の羽の1枚1枚に見惚れました。

精巧で美しい彫刻に感動しないはずもなく、しばらくの間その場を離れることが出来ませんでした。

ニケを見終わった後、もういいやと少し思ってしまったのは内緒です。まだまだ見ていきます。

有名な作品の説明はガイドブックに沢山載っているので省略しますが、名が知られていて私も気に入っている作品を幾つか羅列します。

洗礼者ヨハネ、岩窟の聖母、レースを編む女、天文学者民衆を導く自由の女神、ミロのヴィーナス、皇帝ナポレオン1世と皇后ジョゼフィーヌ戴冠式

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(写真は民衆を導く自由の女神

個人的に、これは外せないなというものを挙げました。好みによると思うので参考程度に考えて下さい。

次に、特に有名ではありませんが私が素敵だなと思った作品を紹介します。

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祈りを捧げている女性の絵画。

ヴェールが流れる様、柔らかく差し込む光の描写に心惹かれました。

膝をついて真摯に祈りを捧げる姿は美しく、何を祈っているのか気になりました。真っ白なベールは光を纏って柔らかに輝き、視線が引き寄せられました。

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新聞(?)を見ている三人の絵画。

後ろに立っている男性がとても良い味を出しているなと思いました。距離感に笑ってしまいます。

女性のドレスの質感や肌のしっとりとした様子が細かく描写されているところも魅力です。背景がはっきりと描かれていないのに影はしっかりと描かれている所も印象に残りました。

二枚とも1800年代初頭に描かれた作品であまり目立たないところに展示されていました。

私の好きな画家の絵も展示されていました。大きな美術館だとなかなか探すのが大変なのですが偶然見つけ、ときめきました。

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思わぬ所で素敵な作品に出会えるので有名な作品だけを見て満足してしまうのは勿体ないと思います。

有名な作品以外はあまり混んでおらず、のんびりと鑑賞できると思います。是非皆様も時間の許す限り、美術館を楽しんでください。

ここまで作品を紹介してきましたが、ルーブル美術館の魅力は展示物だけではありません。

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これは駅から美術館に向かうとある、美術館の建物の一部です。入る前から美しい…最高ですね。

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駅からのアクセスも良いですし、迷わないように案内図が貼ってあるので安心してください。

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少し歩くと外に出て開けた場所に出ます。

ガラスのピラミッドの中から美術館内へ入ることが出来ます。

ルーブル美術館のガラスのピラミッドを見て、ダン・ブラウンの小説を思い出し、胸が高鳴りました。)

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美術館内部から美術館を撮った写真です。広すぎて全体は映せませんでした。

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美術館内の天井です。この部屋だけがこのような造りになっている訳ではなく、全体的にこんな感じです。さすがは元宮殿…光の差し込み方すらも計算されているようで美しいです。

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階段も芸術的です。天井に精巧な彫刻があり見上げていたら転びそうになりました。

踊り場に椅子があり休憩していると写真を撮って欲しいと何回か頼まれました。どうやら撮影スポットになっているようです。

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freeWi-Fiもあります。流石は世界三大美術館…ホームページでさえもお洒落です。難しい設定は必要なかった気がするので簡単に利用できると思います。

他にも美術館内にカフェやお土産屋さんもあって居心地が良いです。何時間でもいられます。

美術館自体が芸術品と言っても過言ではないでしょう。

美しい建物の中を、美術品を見ながら歩き、疲れたらお洒落なカフェで休憩して、のんびりと1日過ごす…幸せですね。

私はオルセー美術館にどうしても行きたかったのでオルセー美術館にも行きましたが、時間が許すなら、もっとルーヴル美術館に居たかったです。

次こそは、と思っています。

最後にお伝えしなければと思っていた事なのですが、美術館や博物館、その他の劇場などを訪れる際には体温調節のしやすい服装で行くことが重要です。館内は空調が効いているので、冬に熱中症になったり、寒さのあまり夏に凍えたりするかもしれません。

以上、ルーブル美術館についてでした。

オルセー美術館についてもお話したかったのですが機会があればということで、今回はここまで。

久しぶりの投稿なので少し文調が違うかもしれません…違和感があったら申し訳ないです。とりあえず投稿して後日少し修正するかもしれません。

ここまで読んで下さりありがとうございました。次回もお楽しみに🧸🍒

 

 

手紙と封蝋

こんばんは。

フランス旅行について話したいことは大体お話してしまったので、今回は封蝋についてお話しようと思います。

封蝋とは英語でSealing wax(シーリングワックス)と呼ばれている、手紙を閉じる時や瓶を密封する時に使う蝋のことです。

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淡い桜のような色の封筒に紫陽花の封蝋

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雲のような色の封筒に銀や青、紫を混ぜた色の封蝋

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ワインレッドの封筒に金色の銀杏の封蝋

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落ち着いた青の封筒にリースの封蝋

因みに私は尊敬する方にお会いする予定があり、その時にお手紙を渡そうと考え、少し手の込んだものをお渡ししたいなぁなどと思いながら悩んでいたところ「封蝋をしてお渡したら、お洒落だし普通のお手紙を渡すよりも喜んで頂けるのでは?」と思いついたことがきっかけでシーリングスタンプを始めハマりました。

先ほど紹介した写真の封蝋は私が押したもので、どれもお気に入りです。

お渡しする相手のことを思い浮かべながら封筒や便箋、封蝋などの色や柄を選ぶ時間は充実していてとても楽しいです。

それだけではなく好きな音楽を聴きながら紅茶を飲み、手紙を書いて封をするという…なんとも贅沢な時間を過ごせます。

気分は英国紳士です(伝われ)

何回か練習すれば誰でも綺麗にできるようになると思うので是非皆さんも挑戦してみて下さい。

今回は封蝋の作り方をメインにちょっとしたアドバイスもお話したいと思います。

シーリングワックス、シーリングスタンプ、封蝋の遊び方や作り方が気になる方に読んでいただけたらなと思います。

説明が多くなるので興味がわかなかった方には退屈だと思います。次回の内容に関わりは一切ないので安心して読むのをお辞めください。

もし興味がわいた方は読み続けてくださいな。

封蝋を作るために必要な道具は以下のものです。(今回は封筒には直接は押さずにスタンプの部分を作る練習をしようと思います。)

シーリングスタンプ、シーリングワックス、クッキングペーパー、スプーン、蝋燭、ライター、保冷剤、細い棒、汚しても良い濡れタオル、水、(クーピー、クーピー削り、封筒)

少しやってみたいだけの方は全て百円均一のお店で揃えることが出来るので、それでも良いと思いますが、そこそこ真面目にやりたい方はシーリングスタンプだけでも良いものを買った方がいいと思います。

(書いていても読んでいても解りにくいので、封筒に封をしているような完成した状態のワックスを封蝋と呼び、未完成の蝋として存在している状態のワックスをシーリングワックスと呼ぶことにします。本来は同じ意味です。)

1、事前準備として、濡れタオル、水、クッキングペーパー、火をつけていない蝋燭をテーブルの上に用意します。

シーリングワックスはスプーンに乗せて蝋燭の火で温めて溶かしていきます。普通にしていれば火事にはならないと思いますが、念の為蝋燭の近くに水を用意しておきましょう。

2、準備が出来たら、蝋燭に火をつけ、シーリングワックスを適量スプーンに乗せて溶かしてみましょう。

(シーリングワックスには棒状のものや細かいビーズのようなものなど様々な種類があります。溶かし方はそれぞれなのですが、一般的な棒状のものやビーズ状のものの場合を考えて書いています。詳しいことはシーリングワックスを買った時についている説明文を読んでください。)

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3、シーリングワックスをスプーンの上で溶かしながら細い棒でかき混ぜ、滑らかになったらクッキングペーパーの上に垂らします。

ここでのコツは1箇所に落とし続けることです。少し厚めに同じところに垂らすと押す時に綺麗に広がる気がします。

4、上手く垂らせたら、表面がうっすら固まるくらいまで待ちます。

その間に保冷剤にシーリングスタンプを押し当てておきましょう。

シーリングスタンプを保冷剤に押し付けて冷やしておくことでシーリングワックスにくっつくのを防ぐことができます。

5、10秒くらい待ったら冷えたシーリングスタンプをほんの少し固まったシーリングワックスの上に押し付けます。

少し強めに、でも強過ぎない、微妙な加減で垂直に押します。

6、直ぐには離さず少し待つと良い出来になるので、少し待ってから剥がします。

するとクッキングペーパーの上にお洒落な封蝋が出来ているはずです。まだ熱いので火傷をしないように冷めるまで待ちましょう。

熱が冷めたらクッキングペーパーから簡単に剥がすことができます。これで完成です。

溶かすのに使ったスプーンは裏側が煤で真っ黒になっている上、かなり熱くなっていると思うので濡れタオルに押し付けて煤を綺麗にしながら熱を覚ましましょう。

はじめはクッキングペーパーの上で練習すると良いと思います。失敗した時でもクッキングペーパーから剥がして何度も溶かし直すことが出来るので、納得するまで作り続けられます。

練習をして上手に封をできる自信がついたら封筒の上に直接、蝋を垂らしてみると良いと思います。

ちなみに失敗するとこのようになります。

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失敗① 押す時に上手くいかず縁がなくなってしまいました。

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失敗② クッキングペーパーの片側が少し浮いていて垂らす時に広がってしまいました。

成功すると初めに載せた写真のようになります。拡大するとこんな感じです。

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柄も綺麗に出ていますし、真ん中に押せています。人によって成功の基準は違うと思いますが…私の感覚ですとこれは成功です。

クッキングペーパーの上に作ったシーリングワックスは、手紙の封をする時やラッピングの時に両面テープやボンドなどで貼り付けることができます。

綺麗にできた物は壊れないように保管しておくと便利かもしれません。

瓶や綺麗な小物入れに入れておくとお洒落で可愛いかなと思います。

さて、少し話が逸れますが、皆様はシーリングワックスが混ぜ合わせられることをご存知でしょうか?

実はシーリングワックスは様々な色を軽く混ぜ合わせてマーブルのような模様にしたり、しっかり混ぜ合わせて違う色にしたりすることが出来ます。

しかし店舗によっては1色しかワックスを置いていないところもあり、沢山の色のワックスを揃えるのは大変です。

そこでちょっとしたアドバイスをさせてください。

様々な色のスタンプを押したいけどシーリングワックスを揃えるのは難しい…そんな時に私がおすすめしたいのが、クーピーです。

サクラクレパスさんから出ている「クーピー」という商品です。見たことも聞いたこともないという方は調べてみて下さい。)

マーブルは難しいですが、様々な色を作るのにクーピーはかなり適しています。

クーピーは蝋を固めて作ってあるので熱で溶けますし、クーピー削りで削れるので簡単に好きな分量を混ぜ合わせることが出来ます。

又、クーピーはシーリングワックスよりも粘度が高いので、混ぜ合わせると一定の場所に垂らしやすくなります。

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シーリングワックスを溶かしていたスプーンに、金色のクーピーを削って乗せてみました。

このような感じで他の色も混ぜていきます。(同系統の色を混ぜていくと良いと思います。)

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金色のシーリングワックスをベースに金色だけではなく茶系統の色のクーピーを削って溶かしました。

(シーリングワックスを入れないと粘度が高すぎて垂らせなくなってしまうのでシーリングワックスを使った方が良いです。)

クーピーが溶け切っていないと垂らした時に、ぼこぼこになってしまうので滑らかになるまで棒でよく混ぜて下さい。

滑らかになったら、普通のシーリングワックスを使う時と同じように扱えます。

クーピーなら手に入れやすいですし、値段も手頃なので色々と試すのに良いと思います。是非皆さんもシーリングワックスで遊ぶ時は試して見てください。

以上、封蝋の作り方とちょっとしたアドバイスでした。

こういった趣味は気軽に始められますし、とても楽しいので興味を持った方は挑戦してみて下さいな。

…今回も3000字を超えてしまいました。いつも読んでくださっている方、本当にありがとうございます。

前回4000字を超えてしまったので少し反省して、今回こそは文字数を少なくしようと頑張っていたのですがなかなか難しいですねw

読みやすい文章になるよう自分なりに考えてみますので、これからもどうぞよろしくお願いします。

長々とお付き合い頂きありがとうございました🧸🍒

次回、何についてお話するかは、まだ決まっていないですが…お楽しみに!(?)

 

手紙と一緒にプレゼントを友人に渡す回↓
ama-gasa.hatenablog.com

 

🇫🇷「芸術の街 モンマルトル」

お久しぶりです。

今回はフランス旅行の五日目に行ったモンマルトルについてなのですが、前回少しだけお話した、怖い人に無理やり腕を掴まれた件についてもお話します。

怖い書き方はできるだけしませんが、トラウマがある方は読むのを辞めてくださいね。

それでは、芸術の街 モンマルトルへ。

ガイドブックでも治安の悪い地域として紹介されるモンマルトル。不安に思う方も多いと思います。

なので、始めにモンマルトルの治安についてお話します。

モンマルトルで一番有名といっても良い観光名所、サクレ・クール寺院寺院まで続く長い階段には、詐欺師やスリなど怪しい人が沢山います。

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写真はサクレ・クール寺院と寺院へ続く階段です。

ちなみに私がここで目撃した怪しい人は3種類います。

1種類目、露天売り。(回避難易度☆)

謎の品物を売りつけようとしてきます。本当に謎です。これはなに?という物も高額で売りつけようとしてきます。近くへ寄ったり、立ち止まったりしてはいけません。地面に物を並べているので、気をつけないと踏んでしまいますが頑張って踏まないようにしてください。踏むと弁償しろと迫ってくると思います。

2種類目、署名詐欺。(回避難易度☆☆)

何か(例えば動物愛護、人道支援など)への署名活動をしている振りをした人達が、ボードを持って立っていて、歩いていると署名をしてくれとお願いしてきます。署名をすると、「私たちの活動に参加してくれてありがとう!参加したのだからお金払ってね!」とお金を払わせようとしてくる詐欺です。

中々難しい人の配置をしてきますが、渋谷のスクランブル交差点を歩く時のように絶対にぶつからないぞという強い意志を持って避けてください。

3種類目、ミサンガ詐欺。(回避難易度☆☆☆☆)

声を掛けてきたり、道を塞いだりして、足を止めさせ、無理やりミサンガを渡してきます。かなり強引に押し付けられたり、腕に付けられたりします。

そして「受け取ったんだから金払えよ!」とミサンガの金額を要求されるという詐欺です。

ミサンガを無理やり付けようとしても、体格や力の差がないと失敗すると思うので、成人男性は心配ないかもしれませんが、こどもや女性へは無理やり付けようとしてくる可能性が高いです。

私の場合、怪しい男が居るのを見つけたので声をかけられないように遠回りをしたのですが、凄い勢いで近づいてきて、逃げるまもなく、道を塞がれて声をかけられてしまいました。

無視して逃げようとしたところ、無理やり腕を掴まれ、ミサンガを腕に括られそうになりました。

身長180cmをゆうに超える男性が、NOと言っているにも関わらず自力で振り解けない程の力で腕を掴んできてどうにかして逃げようともがいても離してくれないという状況です。

文字にすると大したことが無いように感じるかもしれませんが実際かなり恐いです。

いくら暴れても逃げられず周りは誰も助けてくれない言葉も無視される。恐ろしいとは思いませんか?

結局、母に手伝ってもらいながら私が必死に彼の腕を引き離そうとすることで目立ちはじめ、詐欺師も諦めてくれました。

やっとの思いで腕を引き剥がした後、腕に掴まれた跡がくっきりと残っているのを見てゾッとしました。

金銭的な被害が無かったことを喜ぶべきなのかもしれませんが痛い思いもしましたし精神的なダメージも受けました。

気の弱い方なら怖くてお金を払ってしまうと思います。

対策として出来ることは、団体で行くこと、男性と一緒に行くこと、現地人と一緒に行くこと、などターゲットから自分が外れるようにすること、気を強く持つこと、だけだと思います。

治安が悪いという事前知識や回避するための行動を取っていても無理矢理腕を掴まれてしまってはどうしようもありません。

捕まってしまったら怖くても負けずに相手を睨みつけながらNOと言い続けもがき続けるしかないと思います。少なくとも私にはそれしか出来ませんでした。

じっと大人しくしていたらミサンガを沢山つけられてしまいます。

もし、ミサンガを受け取ってしまったり腕につけられてしまった場合、相手にミサンガを投げつけるなり押し付けるなりして逃げましょう。お金を払えと怒鳴られたり腕を掴まれても、これは詐欺なのでお金を払う必要はありません。

本当に強い意志を持つことが大切です。

以上、私が目撃した3種類の怪しい人達でした。

上へ登る方法として、階段以外にケーブルカーがあるのでそちらを利用しても良いかもしれません。階段の場合は気持ちを引き締めて登りきりましょう。

さて、それでは本題へ移ります。

モンマルトルへはメトロを使っていきました。

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(メトロの出入口の屋根も個性的で可愛いので是非見てみてください。)

はじめに、サクレ・クール寺院に向かいます。

駅からサクレ・クール寺院へは特に地図を確認しなくても、人の流れに乗って歩けば着くと思います。

地図は前日に頭に叩き込んでおく方が良いと思います。本当に必要になったら見るくらいの気持ちで行きましょう。(立ち止まってきょろきょろしたり、地図を広げていると悪い人が寄ってきます。)

てくてくとそれっぽい方向に歩いていくと到着です。

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美しいですね…建築の美しさというのでしょうか。

この時、私は(上記の理由で)精神的に参っていたので写真があまり上手く撮れていないのですが、それでもこの堂々とした佇まい、青い空を背景に映えている、白の美しさが伝わると思います。

寺院の美しさは外面だけではありません。

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中に入るとステンドグラスから差し込む光が薄暗い寺院の中を照らしていて神聖な雰囲気に包まれていました。

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又、ステンドグラスから差し込む光はそのガラスを通して様々な色を持ち壁画を鮮やかに色付けていました。

光と影が織り成すコントラストは見事で心が浄化されるようでした。

他にも天井のモザイク画も有名で世界一の大きさとも言われているそうです。

寺院の中を満足するまで見たら、次は上に向かいます。

実は、サクレ・クール寺院はバルコニー(?)のような所に登ることができます。

体力のない方には向かないかもしれませんが、とても眺めがいいので頑張ってみても良いかもしれません。

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これは登っている最中の写真です。心を無にしてひたすら登ります。

登るためにはチケットを買わなければならないのでこの階段に怪しい人はいません。安心してゆっくり登ってください笑

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階段を登りきるとそこは物語に出てくるお城のバルコニーのようになっています。

風通しが良くとても涼しいですし、石でできた椅子があるので水分をとって休憩すると良いと思います。

休憩を終え、バルコニーを1周しながら景色を見渡しているとエッフェル塔を発見しました。

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右奥にあるのがエッフェル塔です。

天気が良かったのでかなり遠くまで見渡すことが出来ました。

この頃には私の気持ちも落ち着いていて、良い景色は人の心を癒すのだなぁと実感していました。

バルコニーに行くためのチケットもお洒落だったので記念に取っておくと良いと思います。

以上、サクレ・クール寺院の見どころ説明でした。

次は、モンマルトルの街中を歩きます。

活気のある街中は画家で溢れかえっていて、芸術の街と言われるだけあるなぁと思いました。

絵を売っている方も多いので素敵な絵があったら買ってみても良いかもしれません。

素敵な絵に見蕩れてしまうかもしれませんが気持ちを緩めすぎてはいけません。ここにも詐欺師がいます。

モンマルトルに生息する怪しい人、4種類目の登場です。

似顔絵詐欺。(回避難易度☆☆☆)

立ち止まったり、ゆっくり歩いていたり、店で食事をしていると、画家のような風貌をした人が寄ってきて頼んでもいないのに似顔絵を描き始めます。

そして完成した似顔絵を売りつけてきます。描いたんだから買ってよ!ってやつですね。

歩いていれば簡単に回避できますが食事中に寄ってこられると回避は難しいです。要らない!と伝えて追い払うしかないと思います。

記念になるし買おうかな、と思う方はそれで良いと思うのですが、要らない場合ははっきり断わって、その場を立ち去ってしまいましょう。

(似顔絵が欲しいなら詐欺師に押し付けられた似顔絵は買わず、あちこちに真面目に描いている方が居るので、そちらにお願いした方が良いと思います。)

芸術の街の観光は一筋縄では行きませんが怪しい人さえ回避できればとても楽しめます。

街のいたるところに落書きとは呼べない絵が描かれており、ついつい写真を撮ってしまいました。

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壁に描かれた強い意志を感じさせる女の子。

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曲がり角のフラミンゴ。

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壁に描かれた沢山の目と謎のキャラクター。

画家たちが壁に残した作品は芸術の街に相応しい物ばかりで道を歩くだけでもわくわくさせられました。

因みに、パリにあるオルセー美術館にはルノワールの「ムーランドラギャレット」というモンマルトルの街中を描いた絵画も飾られています。

オルセー美術館に訪れた際は是非見てみてください。絵画を見たあとに街を歩くと描いたのはここかな?と想像出来て楽しいと思います。

芸術の街と言われるだけあり、モンマルトル墓地にはドガを始めとした著名な芸術家が眠っています。好きな芸術家がいる方は花を手向けに行っても良いかもしれません。

今回紹介しませんでしたが、モンマルトルにはムーラン・ルージュを始めとした観光名所が他にも沢山あります。気になる方はそちらにも是非、足を運んでみてください。

今回は芸術の街、夜の街、様々な顔を見せるモンマルトルについてお話しました。

噂通りの治安なので訪れる際は十分に準備をしてくださいね。

随分と長くなってしまいましたが、ここまで読んで下さる方は居るのでしょうか…。この日記のようなものが、フランス旅行を考える方の助けになれば幸いです。

ここまで読んで下さり、ありがとうございました🧸🍒

 

 

🇫🇷「海に浮かぶ修道院 モン・サン・ミッシェル」

こんにちは。

今回はフランス旅行4日目、モン・サン・ミッシェルのお話をしたいと思います。

モン・サン・ミッシェルと言えばフランスを代表する世界遺産です。

そんなモン・サン・ミッシェルに訪れたくても、パリから遠いため自力で移動するのは大変で、パリ市内の幾つかの場所を観光するのと、長い移動時間を掛けてモン・サン・ミッシェルに行くのとを秤にかけ、諦めてしまう方も多いのではないでしょうか。

モン・サン・ミッシェルを訪れるならツアーをオススメします。モン・サン・ミッシェルは興味深い歴史を持っている上、面白い造りをしているのでガイドさんのお話があると、より楽しめると思いますよ。

(これは私の意見ですが個人で修道院に行くと何が見どころかわからないと思います。そのくらい中がすっからかんです。)

私はフランスに行くにあたり、飛行機のチケットとホテルだけが付いている旅行プランに申し込みました。

そのため「地球の歩き方」とスマホのコンパスを片手に観光しました。(Googleマップは電波がないので使えませんでした)

何度も道に迷いましたし、英語のメニューのあるレストラン探しも大変でした。

それだけではなく、治安もあまり良くないので女性の一人旅や若い女性グループでの旅行を計画しているならばバス移動のガイドさんがつくようなしっかりとしたツアープランを申し込むことをおすすめします。

日本人だということだけでも怪しい人は寄ってきますが、女しかいないと分かると大喜びで寄ってきます。

私は母と2人で旅行をしていたのですが、やはり怪しい人の目に止まったらしく唐突に腕を掴まれました。

とても背の高い黒人の男性で、腕に手の跡が残るほど強く掴まれ、NOと叫び腕を剥がそうとするも力でも体格でも負けてしまっていて離して貰えませんでした。(この件の詳しいお話はまた後日しますね)

母が私を必死に引っ張り、周りの注目を集めることで何とかなりましたが…うーん…怖いですね。心の弱い方や慣れていない方だとトラウマになってしまうと思います。

心が強い自信がある方や、腕を掴まれてもどうにかなる方、信頼出来るパートナーといる方、治安の悪い所に近づかない予定の方は個人旅行でも平気だと思います。

話がそれてしまいましたw

とりあえず私達はモン・サン・ミッシェルへ行くツアーは元々申し込んでいなかったんです。

ですが自力ではモン・サン・ミッシェルには行けないなと気づいたのでネットで一日限定のツアーを申し込みました。

バスで移動&ガイドさんが付いているツアーです。

モン・サン・ミッシェルに行くためにはパリのモンパルナス駅からバスで片道4時間くらいかかります。

往復8時間、現地で観光するのは4時間程度でしょうか。

フランスはストライキやデモが多いのでそれによってかなり時間が変わってきますが、ガイドさんがいれば、いざと言う時にも対応して下さるので本当に助かります。

バスならば移動中寝ていられますし、移動中に他の観光地の周り方のコツやフランスの歴史について話してくれることもあるので、一日ツアーを付けることで起きるデメリットはないと思います。寧ろメリットしかないと思っています。

さて、ここ迄が前置きです。ここからモン・サン・ミッシェルのお話に移ります。

長い長いバスの旅を終えて、やっと到着したら昼食の時間でした。

モン・サン・ミッシェルはふわふわのオムレツが有名でツアーでもふわふわのオムレツを食べられるものを選びました。

卵料理が好きな方にはたまらないと思います。

モン・サン・ミッシェルの外見はこんな感じ。

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青空を背景に佇むモン・サン・ミッシェルを見ながら塩風に吹かれて、爽やかな気持ちになりました。

本当は水に浮かんでいる状態が見たかったのですが滅多に見られないようで見れませんでした…泊まらないと厳しいそうです。

写真目当ての方は泊りで行って、夜、海に浮かぶライトアップされたモン・サン・ミッシェルの写真を撮影してみては如何でしょうか。

てくてく歩いてモン・サン・ミッシェルの中へ入ると坂!階段!坂!階段!坂!という心折設計になっています。

4時間座り続け、凝り固まった身体をほぐすのに丁度いいですね…!

足腰が弱い方は杖をついて頑張ってください…皆さんの見たい修道院は山の頂上にあります。

やっと登り切ったという時の達成感は素晴らしいものです。

ガイドさんも息を切らしながら解説していました。

やっと修道院の中へ…どんな煌びやかな光景が広がっているのかな?と思うと…修道院とはこうあるべきだよなというような内装です。わかりやすく言うと何も無いです。

これはフランスの歴史が大きく関わっています。

煌びやかだったお部屋もあったようですがフランス革命により王族が処刑され、王族や貴族を連想させる華美なものや芸術品は忌み嫌われてしまいました。

その時にモン・サン・ミッシェルにあった美しい絵画やカーテン、床に敷かれたタイルから何まで全て剥がされて持っていかれてしまったようです。

凄いですね…なんという執念…当時の民衆の強い意志を感じさせられました。

そんなモン・サン・ミッシェルですが見どころが失われた訳では決してありません。

部屋の一つ一つに意味があり解説を聴きながら見ると、とても面白いです。

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これは内部の教会です。シンプルだからこそわかるステンドグラスや建築の美しさがあります。祈りを捧げる場である教会とは本来こうあるべきなのかも知れません。

この教会に入るには一旦屋上に出るのですがそこにはカモメが沢山いました。

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カモメ可愛い…すごく人馴れしていました。

他にもモン・サン・ミッシェルには中庭があるのですが、そちらも本当に美しかったです。沢山ある柱の一本一本に違う植物の柄の彫刻がされていました。

写真も撮ったのですが写真だと上手く伝わらない気がするので載せないでおきます。

そちらは是非、御自身の目で見てみて下さい!精巧な彫刻にうっとりすると思います。

次にモン・サン・ミッシェルの中で個人的に一番よかった場所を紹介します。

どこかと言うと、モン・サン・ミッシェルの入口から修道院へ向かう大通りの脇にある小さな教会です。ジャンヌダルク銅像が目印です。

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薄暗く静かな教会の中を、蝋燭に灯る火と青いステンドグラスからさす淡い光が照らしていて、少しの間、時が止まっているような感覚に陥りました。

とても素敵な教会なので、モン・サン・ミッシェルを訪れた際は是非足を運んで見てください。

修道院に行くまでには沢山のお土産屋さんやレストランもあるので覗いてみると楽しいと思います。

裏路地のような細い通りも趣があってとても良いです。

最後になりますが、モン・サン・ミッシェルのあるノルマンディーは第二次世界大戦でノルマンディー上陸作戦が行われた場所でもあります。

その歴史もあって至る所にノルマンディー上陸作戦に関わった国の国旗や当時をイメージした作品も売られていました。

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モン・サン・ミッシェルを訪れてみて、ここはただ美しいだけの場所ではなく、積み重ねられた歴史の上に存在している美しい場所なのだと体感しました。

昔はモン・サン・ミッシェルに訪れる為に命を落とした教徒も多く、モン・サン・ミッシェルに向かう時、遺書を書くことが暗黙の了解だったそうです。

どれだけの人がこの地に、夢を見て、叶わず、眠っているのだろうかと考えると、言葉では上手く表せない、切なさと、もどかしさでいっぱいになりました。

異国で潮風に当たり、カモメの声を聴きながら歴史に思いを馳せる…そんな時間を過ごせたことを幸せに思います。

パリにある数々の建築物や教会と比較して華やかさが足りないと思う方もいるかもしれませんが、控えめな様相の中にある美しさと複雑に絡み合う歴史がモン・サン・ミッシェルの魅力なのではないかと思いました。

随分と長くなってしまいましたが今回はここまで。

次回は何を話すか決めていませんがフランス旅行のお話の続きになると思います。お楽しみに!(?)

ここまで読んでいただきありがとうございました🧸🍒

 

🎁「海外旅行のお土産」

こんにちは。

今回はフランス旅行のお話は一旦休憩して、海外旅行のお土産についてのお話しをします。

海外に行くとなると、仲の良い友達に素敵なお土産をあげたい、付き合いもあるしとりあえずみんなで食べれるものを買いたい、職場へ箱入りのお菓子を買いたい、などなど、お土産について色々と考えることになるのではないでしょうか。

今回の内容が、本当は自分のお土産にお金や時間をかけたいのに、と悩む方や、手軽な価格でも喜んで貰えるお土産をあげたいな、と思っている方の参考になれば嬉しいです。

まず、お土産は買う場所が大切です。

御存知の方も多いとは思いますが欧州は日本に比べて物価が高いです。(地域差はありますが)欧州で日本とおなじように買い物をすることもなかなか難しいです。

何よりも旅行中は観光や自分のお買い物に時間をかけたいですよね。

なので、できるだけ安くて、色々なものが売っているお店で一気にお土産を買うのが1番良いという事になります。

そんなお店あるの?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、あります。

スーパーです。

もう一度言います、スーパーです。

例えばフランスにはモノプリックスという大きなスーパーがあり日用品はなんでも揃います。(イギリスならテスコがおすすめです。)

デパートや空港の免税店で買うよりもよっぽど安く品ぞろえも豊富ですので騙されたと思ってスーパーに行ってみてください。

では、ここから私のおすすめのお土産についてお話します。

私は細々とした物の詰め合わせをお土産として渡すことが多いです。一種類のものを渡すより楽しめますし、安く済むことが多いからです。

渡すなら、外れが少なくて、見た目が可愛くて、スーツケースに入れてもかさばらないお土産がいいわけです。

又、残る物も、今後お土産を渡すことを考えるとやめておいた方が無難です。どんどんお土産の難易度が上がってしまいます。

もうお分かり方もいるかもしれませんが…私がおすすめするのは食べ物類です。紅茶や珈琲など、缶ではなくパックで買えるものを箱買いします。

珈琲や紅茶、小さめのジャム、チョコレート、飴、可愛い柄の包に入った砂糖でもいいですね。

紅茶のパックやお菓子など沢山入っているものを買った場合は何個かずつに分けてみんなに振り分けると良いです。

食べ物ではありませんが、入浴剤や石鹸、パック、ハンドクリームなどの消耗品も良いかと思います。セットにしてあげても喜ばれると思います。

ばらばらとしたものを買ったら透明のセロハン紙で包みます。これはこの上から包みやすくする為と見栄えを良くする為、衛生上の問題があるからです。

そして、その上から旅行先の国の新聞紙で包みます。上手に包めたら、リボンをかけたり、シールを貼ったりします。

すると、とっても可愛いお土産が完成します✨

新聞紙で包んだ上にリボンを掛けるだけでこんなに可愛くなります。

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見た目はこんな感じです。

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中身はこんな感じ。(これはフランスで買ったものだけでは無くイギリスのお土産も混ざっています)

箱の紅茶、瓶のジャム、スナック菓子、使い切りのジャム、パックの紅茶、珈琲の詰め合わせです。

他にもアレンジ次第ではこんな感じになります。

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紐をかけた間にポストカードを挟んでみました。(ポストカードにはお土産の説明を書きました。)

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中身はこんな感じです。

マドレーヌ(チョコチップ、レモン)、瓶のジャム、紅茶のパック、チョコレート、ミュージカルのパンフレット、使い切りのジャムの詰め合わせです。

如何でしょう?個人的には素敵なプレゼントになったように思えます。

先程さらっと流しましたが、新聞紙?と思った方もいるかもしれません。

新聞紙は包装紙としてだけではなく、緩衝材にもなりますし、湿気も吸ってくれるのであって困ることはありません。

欧州では新聞がタダで手に入ることも多いです。ほとんど広告のような新聞もあるので成程な、という感じです。ビラのような感覚でしょうか。

1番良いのは飛行機から降りた時、現地の新聞が並んでいることが多いので、それを貰うことです。

(私がフランスを訪れた時はノートルダム寺院が燃えた後だったので一面、ノートルダム寺院の記事でした。本当に痛ましい事故でした…早期の修復を願うばかりです。後世の歴史の教科書に載るような事件だと思ったのでノートルダム寺院の記事は残してあります。)

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少し脱線しましたが、とりあえず新聞紙は何かと便利なので貰うことをおすすめします。

もし貰えなかった場合、買ってみても良いかもしれません。行った日の日付が入っている新聞は旅の記念にもなると思います!

他にも、自分用のお土産は(買えるものは)免税店で買うようにすることが大切です。

欧州は福利厚生が手厚い分、税金も高いです。消費税20%overもざらにあります。

値段の高いものは出国審査を済ませてから買うことも検討してみると良いと思います。

あと、とても大切なことですが海外旅行には大きなエコバックを忘れずに持っていきましょう。

大きなエコバックを推す理由は二つあります。

第一に機内持ち込みの荷物の数が決まっているところが多いからです。その場合大きめなエコバックにものを詰め込んでこれは1つですと主張することで難を逃れることができます。

第二にお土産など買ったものを機内に持ち込み、座席上の物入れに入れていたら(紙袋のデザインが同じなので)他の人が間違えて持って行ってしまった…なんてことが実際にあるからです。

買ったお土産が無くなってしまうのは本当に悲しいので自分用のエコバックに詰め込むことが大切です。

最後になりますが私が自分用に買ったお土産を紹介します。

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これはイギリスのアンティーク街で買った日時計にもなる羅針盤です。

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蓋をするとこんな感じになります。

とても気に入っているので誰かに見てもらいたくて画像を貼りました!

皆様も沢山の時間とお金をかけて最高のお土産を手に入れてくださいな♥

以上、おすすめのお土産、新聞紙の汎用性、税の高さ、エコバックの重要性についてお話しました。

皆様の旅行の助けになれば幸いです。

次回の内容はまだ決めていませんがフランス旅行のお話を続けることになると思います。次回もお楽しみに!(?)

ここまで読んでくださってありがとうございました🧸🍒