あまがさの日記のようなもの

書きたい時に書く日記のようなブログです。

🇫🇷「芸術の街 モンマルトル」

お久しぶりです。

今回はフランス旅行の五日目に行ったモンマルトルについてなのですが、前回少しだけお話した、怖い人に無理やり腕を掴まれた件についてもお話します。

怖い書き方はできるだけしませんが、トラウマがある方は読むのを辞めてくださいね。

それでは、芸術の街 モンマルトルへ。

ガイドブックでも治安の悪い地域として紹介されるモンマルトル。不安に思う方も多いと思います。

なので、始めにモンマルトルの治安についてお話します。

モンマルトルで一番有名といっても良い観光名所、サクレ・クール寺院寺院まで続く長い階段には、詐欺師やスリなど怪しい人が沢山います。

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写真はサクレ・クール寺院と寺院へ続く階段です。

ちなみに私がここで目撃した怪しい人は3種類います。

1種類目、露天売り。(回避難易度☆)

謎の品物を売りつけようとしてきます。本当に謎です。これはなに?という物も高額で売りつけようとしてきます。近くへ寄ったり、立ち止まったりしてはいけません。地面に物を並べているので、気をつけないと踏んでしまいますが頑張って踏まないようにしてください。踏むと弁償しろと迫ってくると思います。

2種類目、署名詐欺。(回避難易度☆☆)

何か(例えば動物愛護、人道支援など)への署名活動をしている振りをした人達が、ボードを持って立っていて、歩いていると署名をしてくれとお願いしてきます。署名をすると、「私たちの活動に参加してくれてありがとう!参加したのだからお金払ってね!」とお金を払わせようとしてくる詐欺です。

中々難しい人の配置をしてきますが、渋谷のスクランブル交差点を歩く時のように絶対にぶつからないぞという強い意志を持って避けてください。

3種類目、ミサンガ詐欺。(回避難易度☆☆☆☆)

声を掛けてきたり、道を塞いだりして、足を止めさせ、無理やりミサンガを渡してきます。かなり強引に押し付けられたり、腕に付けられたりします。

そして「受け取ったんだから金払えよ!」とミサンガの金額を要求されるという詐欺です。

ミサンガを無理やり付けようとしても、体格や力の差がないと失敗すると思うので、成人男性は心配ないかもしれませんが、こどもや女性へは無理やり付けようとしてくる可能性が高いです。

私の場合、怪しい男が居るのを見つけたので声をかけられないように遠回りをしたのですが、凄い勢いで近づいてきて、逃げるまもなく、道を塞がれて声をかけられてしまいました。

無視して逃げようとしたところ、無理やり腕を掴まれ、ミサンガを腕に括られそうになりました。

身長180cmをゆうに超える男性が、NOと言っているにも関わらず自力で振り解けない程の力で腕を掴んできてどうにかして逃げようともがいても離してくれないという状況です。

文字にすると大したことが無いように感じるかもしれませんが実際かなり恐いです。

いくら暴れても逃げられず周りは誰も助けてくれない言葉も無視される。恐ろしいとは思いませんか?

結局、母に手伝ってもらいながら私が必死に彼の腕を引き離そうとすることで目立ちはじめ、詐欺師も諦めてくれました。

やっとの思いで腕を引き剥がした後、腕に掴まれた跡がくっきりと残っているのを見てゾッとしました。

金銭的な被害が無かったことを喜ぶべきなのかもしれませんが痛い思いもしましたし精神的なダメージも受けました。

気の弱い方なら怖くてお金を払ってしまうと思います。

対策として出来ることは、団体で行くこと、男性と一緒に行くこと、現地人と一緒に行くこと、などターゲットから自分が外れるようにすること、気を強く持つこと、だけだと思います。

治安が悪いという事前知識や回避するための行動を取っていても無理矢理腕を掴まれてしまってはどうしようもありません。

捕まってしまったら怖くても負けずに相手を睨みつけながらNOと言い続けもがき続けるしかないと思います。少なくとも私にはそれしか出来ませんでした。

じっと大人しくしていたらミサンガを沢山つけられてしまいます。

もし、ミサンガを受け取ってしまったり腕につけられてしまった場合、相手にミサンガを投げつけるなり押し付けるなりして逃げましょう。お金を払えと怒鳴られたり腕を掴まれても、これは詐欺なのでお金を払う必要はありません。

本当に強い意志を持つことが大切です。

以上、私が目撃した3種類の怪しい人達でした。

上へ登る方法として、階段以外にケーブルカーがあるのでそちらを利用しても良いかもしれません。階段の場合は気持ちを引き締めて登りきりましょう。

さて、それでは本題へ移ります。

モンマルトルへはメトロを使っていきました。

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(メトロの出入口の屋根も個性的で可愛いので是非見てみてください。)

はじめに、サクレ・クール寺院に向かいます。

駅からサクレ・クール寺院へは特に地図を確認しなくても、人の流れに乗って歩けば着くと思います。

地図は前日に頭に叩き込んでおく方が良いと思います。本当に必要になったら見るくらいの気持ちで行きましょう。(立ち止まってきょろきょろしたり、地図を広げていると悪い人が寄ってきます。)

てくてくとそれっぽい方向に歩いていくと到着です。

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美しいですね…建築の美しさというのでしょうか。

この時、私は(上記の理由で)精神的に参っていたので写真があまり上手く撮れていないのですが、それでもこの堂々とした佇まい、青い空を背景に映えている、白の美しさが伝わると思います。

寺院の美しさは外面だけではありません。

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中に入るとステンドグラスから差し込む光が薄暗い寺院の中を照らしていて神聖な雰囲気に包まれていました。

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又、ステンドグラスから差し込む光はそのガラスを通して様々な色を持ち壁画を鮮やかに色付けていました。

光と影が織り成すコントラストは見事で心が浄化されるようでした。

他にも天井のモザイク画も有名で世界一の大きさとも言われているそうです。

寺院の中を満足するまで見たら、次は上に向かいます。

実は、サクレ・クール寺院はバルコニー(?)のような所に登ることができます。

体力のない方には向かないかもしれませんが、とても眺めがいいので頑張ってみても良いかもしれません。

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これは登っている最中の写真です。心を無にしてひたすら登ります。

登るためにはチケットを買わなければならないのでこの階段に怪しい人はいません。安心してゆっくり登ってください笑

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階段を登りきるとそこは物語に出てくるお城のバルコニーのようになっています。

風通しが良くとても涼しいですし、石でできた椅子があるので水分をとって休憩すると良いと思います。

休憩を終え、バルコニーを1周しながら景色を見渡しているとエッフェル塔を発見しました。

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右奥にあるのがエッフェル塔です。

天気が良かったのでかなり遠くまで見渡すことが出来ました。

この頃には私の気持ちも落ち着いていて、良い景色は人の心を癒すのだなぁと実感していました。

バルコニーに行くためのチケットもお洒落だったので記念に取っておくと良いと思います。

以上、サクレ・クール寺院の見どころ説明でした。

次は、モンマルトルの街中を歩きます。

活気のある街中は画家で溢れかえっていて、芸術の街と言われるだけあるなぁと思いました。

絵を売っている方も多いので素敵な絵があったら買ってみても良いかもしれません。

素敵な絵に見蕩れてしまうかもしれませんが気持ちを緩めすぎてはいけません。ここにも詐欺師がいます。

モンマルトルに生息する怪しい人、4種類目の登場です。

似顔絵詐欺。(回避難易度☆☆☆)

立ち止まったり、ゆっくり歩いていたり、店で食事をしていると、画家のような風貌をした人が寄ってきて頼んでもいないのに似顔絵を描き始めます。

そして完成した似顔絵を売りつけてきます。描いたんだから買ってよ!ってやつですね。

歩いていれば簡単に回避できますが食事中に寄ってこられると回避は難しいです。要らない!と伝えて追い払うしかないと思います。

記念になるし買おうかな、と思う方はそれで良いと思うのですが、要らない場合ははっきり断わって、その場を立ち去ってしまいましょう。

(似顔絵が欲しいなら詐欺師に押し付けられた似顔絵は買わず、あちこちに真面目に描いている方が居るので、そちらにお願いした方が良いと思います。)

芸術の街の観光は一筋縄では行きませんが怪しい人さえ回避できればとても楽しめます。

街のいたるところに落書きとは呼べない絵が描かれており、ついつい写真を撮ってしまいました。

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壁に描かれた強い意志を感じさせる女の子。

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曲がり角のフラミンゴ。

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壁に描かれた沢山の目と謎のキャラクター。

画家たちが壁に残した作品は芸術の街に相応しい物ばかりで道を歩くだけでもわくわくさせられました。

因みに、パリにあるオルセー美術館にはルノワールの「ムーランドラギャレット」というモンマルトルの街中を描いた絵画も飾られています。

オルセー美術館に訪れた際は是非見てみてください。絵画を見たあとに街を歩くと描いたのはここかな?と想像出来て楽しいと思います。

芸術の街と言われるだけあり、モンマルトル墓地にはドガを始めとした著名な芸術家が眠っています。好きな芸術家がいる方は花を手向けに行っても良いかもしれません。

今回紹介しませんでしたが、モンマルトルにはムーラン・ルージュを始めとした観光名所が他にも沢山あります。気になる方はそちらにも是非、足を運んでみてください。

今回は芸術の街、夜の街、様々な顔を見せるモンマルトルについてお話しました。

噂通りの治安なので訪れる際は十分に準備をしてくださいね。

随分と長くなってしまいましたが、ここまで読んで下さる方は居るのでしょうか…。この日記のようなものが、フランス旅行を考える方の助けになれば幸いです。

ここまで読んで下さり、ありがとうございました🧸🍒