お久しぶりです。皆様いかがお過ごしでしょうか?
さて、このブログを書き始めてから一年(と一月半)が過ぎました。のんびりではありますが一年続いたことが嬉しいです。
読んで下さる皆様には感謝の気持ちでいっぱいです。これからもゆっくり投稿していきますのでよろしくお願い致します!
今回は一周年記念にイギリスのご飯についてお話したいと思います。
(これはイギリスでアフタヌーンティーをした時の写真です。とても美味しかったです♡)
イギリスはご飯が美味しくないとTwitterでもよく話題に上がり、その度に私も発信したいなぁと思っていました。今回はイギリスメシマズ論について私なりの意見を述べさせていただきます。
イギリスと言えばメシマズと思う方も多いでしょうし…見た方が早いと思うので私がイギリスで食べた物を写真と共に紹介します。
1枚目
フィッシュアンドチップスと絶望のすり潰したじゃがいもペーストに極太のソーセージらしきもの(しょっぱい)
2枚目
イタリアンピザを注文したがメモをなくしたと言われて、また注文を聞きに来たお姉さんにもう一度注文してやっとの思いで来た、「BBQ味」のめちゃめちゃ甘くて酸っぱいピザ。
3枚目
しょっぱすぎる野菜スープ。海の味がした。おまけに干からびてるのかなと思うような白くて謎にしょっぱいボソボソしたパン。
4枚目
普通に食べれた…すごい。これを食べたのは最終日だったけど、心が穏やかな気持ちになった。胸焼け。
5枚目
ホテルの朝食。前日に何を食べるか書いた紙をドアノブに夜のうちに掛けておいて、そのメモを見てホテルの人が朝食を用意するはずなのに、頼んでいないものが来た。(勿論頼んでいるものは来ない。)頼んでも無いヨーグルトが大量に来た時は絶望した。一日だけではなく毎日。どうしてなのだろうか。紅茶は全て間違いなく来た。紅茶以外はどうでもいいのかもしれない。
6枚目
イギリス史上最悪のご飯。帰りの機内食。ブリティッシュ・エアウェイズの闇。特に右下の赤紫の物体、この世の終わりみたいな味がする。
全ての食材が死んでおり、なんの野菜なのかも判断できなかった。本来の味はわからず、着色された紫の野菜?と謎の酸味、味はほとんどなく無臭という恐ろしすぎる食べ物。
小学生の頃、下校中に食べていた雑草の方が美味しかった。
7枚目
HUFFKINSで食べたパン。すごく美味しかった。何よりもジャムが美味しい。イギリスは紅茶とジャムが美味しいなぁと思った。感動のあまりチップを弾んだ。
8枚目
アンティークショップが立ち並ぶ街で1番美味しそうな店に入ったところ、フランス人が経営している自己主張(内装がフランスしていた(トリコロール))が激しいパン屋だった。イギリスで食べた食べ物の中でこのチョコチップマフィンが1番美味しかったかもしれない。仏人は料理が上手い(確信)
おまけにフランスとイギリスの仲良しコーナー?の写真をペタリ…可愛い…フランスとイギリス…もしかして仲良し?笑
…如何でしたでしょうか?
イギリスの「メシマズ大国」というイメージは正しかったのだと思わざるを得ない旅行になってしまいました。※私はイギリスが大好きです。
イギリス旅行を素敵な思い出にするために皆様に伝えたいのは、ロンドンで美味しいものを手っ取り早く食べたい場合は、フランス人が経営しているお店に行くか、マックに行くべきだと言うことです。
しかし!誤解を招かぬように伝えたいのですが、アフタヌーンティーで出るサンドイッチやお菓子、ロンドンのパブで食べたフィッシュアンドチップス、ハフキンスのパンは美味しかったので全てがまずい訳では無いです。美味しいお店は勿論ありますしスーパーに行けば生野菜やサラダチキン、フルーツがあります。諦めないで下さい。
「イギリスはメシマズでは無い」とお話される方がそこそこ居る不思議現象についてや、イギリスで美味しい料理に当たった人と不味い料理に当たった人で何が違うのかについて考えてみたのですが、私は好みと慣れの差なのではないかと思いました。
「ジャンクフードが苦手で、油っこいものも苦手。味は濃いより薄い方が好きで、出汁の味こそ至高。」みたいな人はイギリスで何食べてもまずいと思うし、ジャンクフードを美味しく食べれる人は大丈夫なのでは無いでしょうか。
慣れに関しては二点思うことがありました。
一つ目はイギリス料理がまずい云々より観光客の選べる選択が少ないということです。
現地で暮らしていれば、まずいものを避けられるようになり、比率が美味しいものに偏るのでイギリスはメシマズじゃない!ってなるのですが、何も考えず当たり前に美味しいものが食べられると思ってお店に入ってしまうと絶望する羽目になるのです。観光客は後者なので🙏
二つ目は物価の違いです。
かつやとか、CoCo壱とか、吉野家とか…安いお店が日本には沢山あるので物価の高いロンドンでその数倍高い料理を頼み、その数分の1の美味しさのものが出てくるとガッカリしてしまう…そのガッカリも含めての「メシマズ」。その点マックは値段も大して変わらんし味も変わらんので「美味しい」となる…とこんな感じなのではないかと考えました。
イギリスにも美味しいものはあるんですよ、当たり前です。あるんですが、美味しくない食べ物の不味さが許容量を遥かに超えている為、記憶に強く残ってしまい、美味しいものを食べても記憶が上手く塗り替えられないんですね。
Q、イギリスで何か美味しいもの食べた?
A、あー…いや、その、あ〜違うんだよ、美味しいものもあったよ?あったんだけど。ほら、マックとかね…ちがう!普通に美味しいものもあった、あったよ、あったんだけど、なんだろう、その、ほらね?違うの!あ〜…フルーツ!フルーツが美味しい?美味しかった!
こんな感じです。イギリス旅行から帰ってきて友人に聞かれた時にとても戸惑いました。1番記憶に残っていた料理がブリティッシュ・エアウェイズの機内食だったので頬の痙攣を止められませんでした。
…絞り出さなきゃ答えられないあたりメシマズと言われても仕方ないのでは?と思うのですが、愛すべきイギリスが勘違いされているのは我慢ならないので頑張って書いています。
(色々誤魔化しても無駄だとは分かっているのですが素直にメシマズと認めるのは癪だなと思いここまで引き伸ばしました。)
ということで、イギリスのご飯は不味いという考え方への私なりの意見をまとめると、
「全て不味い訳では無いんだけど、不味いものは信じられないくらいまずい。その不味いものを食べた記憶が脳に残り続けてイギリスはメシマズだと認識してしまう」です。
納得していただけたでしょうか。私なりの考察がイギリスメシマズ論争、解決へ(?)の第一歩になればなと思います♡
ここまで読んで下さりありがとうございました。コロナと暑さで参ってしまいそうな毎日ですが、体調に気を付けてお過ごし下さい。